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MOTHBALL interview
- SPECIAL -

MOTHBALL interview

謎のバンドMOTHBALLが世に放たれてから1年半ほどが経った。徐々に広まっていく彼らの洗脳。そんな中今作はさらに人々を虜にすること間違いナシの出来栄えである。エッグマンフリーペーパー初掲載!!

インタビュアー:ブッキングマネージャー窪田

―エッグマンフリーペーパーでの初インタビューということで、まずは基本的なところからお聞きしたいと思います。そもそも宇宙海賊であるお2人が地球にやって来た理由を教えて下さい。

アイスG:宇宙海賊MOTHBALLは銀河系のとある惑星からやってきたエイリアンで、KフレアとアイスGの2人組だ。宇宙の様々な星を支配下において、自分たちにとって居心地の良い場所を広げていくことが生業なんだが、訪れた地球があまりに綺麗だったから、ちょっと道草をしてみたんだ。我々は宇宙本部の連中が来る前に、その星にどんな生物が住んでいるのかまず調査しているんだが、地球は今まで行った星とは違う不思議な面白さがあって。特に私の興味を惹いたのは、この星には“善悪”というものがあるということ。しかも、一方で善と言われるものが実は悪だったり、逆に悪と言われているものが善であったりすることが調査しているうちに分かって、さらに興味を持ってしまったんだ。我々にはない“喜怒哀楽”と呼ばれるものがあるところにも惹かれたしな。本部が来たら地球人は我々の支配下に置かれるわけだけども、それまでの間ぐらいは地球人に楽しく過ごしてもらおうと思って、我々が勝手に自分たちのメッセージを伝えようとし始めたわけだ。あくまでもこれは我々の趣味だから、本部には隠れてやってるんだけどな。ギギッ!

―では、ここで音楽を始めた理由というのは?

アイスG:先ほど本部には隠れてやっていると話したが、我々のメッセージを直接言葉で伝えようとしてしまうと本部にバレるから、音楽にメッセージを忍ばせているんだ。ギギッ!

―オフィシャルHPでのインタビューは筆談ということだったんですが、今は話せるようになったんですね。

アイスG:1年半もこの地球にいるからNO.02とのシンクロ率が高まってな。ギギッ!

―そんなシンクロ率が高まったこのタイミングでリリースする今作ですがどんな作品でしょうか?

アイスG:1作目の“What a Wonderful World”、2作目の“We Will Rock You”、3作目の“W.O.W”という3枚を経て徐々にMOTHBALLの音楽というものが広まっているとは感じているし、生洗脳(ライブ)を通じて6OCKS(MOTHBALLファンの総称)が増えていっている中で、当初は宇宙から見た地球という視点だったが、今は地球にいる視点だからそこは進化しているかなと思う。「地球とはなにか。」「愛とはなにか。」「さらに言えば生命とはなにか。」そんなことをテーマにしている作品だ。地球人にとってフォーカスが合ってきているんじゃないかなと思う。ギギッ!

―やはりシンクロ率が高まったというところなんでしょうか。

アイスG:そうだな。今のタイミングでなければ今作は完成していないだろうな。曲作りの段階からゴールがしっかり見えていて、そのゴールに向けてメロディや音色、アレンジなどを作っていったからすごく整合性が高いと思う。ギギッ!

―精度が高まっているんですね。

アイスG:あとは生洗脳のことをすごく意識はしているな。CDを聴いていかに生洗脳を想像できるかどうか。それをイメージしていた。ギギッ!

―それで言うと1曲目の『What The Hell』はまさにライブで盛り上がりそうな曲ですよね。

アイスG:ライブが想像できるサウンドという面でこの曲は1曲目にもってこいの曲だな。ギギッ!

―歌詞の内容も結構過激ですよね。

アイスG:我々は地球人の常識はいまだによくわからないが、地球人が読んだらそう感じるかもしれないな。ただ、歌詞というものは地球人、特に日本人にとっては重要なものではあるとわかってきたところではあって、振り切って突き抜けていく面白さみたいなものはこの曲にはあるな。今までもそうだが、今作においては振り切るということをさらに意識したからな。ギギッ!

―2曲目の『Fight It Out』は歌詞の面ですごくメッセージ性の強い曲ですよね。

アイスG:この曲は実は“We Will Rock You”に収録されている『Statement』という曲の続編的な曲なんだ。我々から見たら地球人はすごく弱くて愚かな部分があると思うんだが、それが故の美しさを感じる部分もあって、それを感じた我々の視点での曲が『Statement』なんだが、この『Fight It Out』ではそこから先に進んでいて、結局人は生きている限り、命の限り色々なことと戦っていくしかないんだということに気付いたんだ。だからこの曲を聴いて皆奮い立ってほしいなと思う。ギギッ!

–3曲目『WATW』は作品タイトルの頭文字ですよね?MOTHBALLの作品には毎回このテイストで曲が収録されていますね。

アイスG:そうなんだ。毎回アルバムタイトルの頭文字をとった曲を入れている。我々の遊び心だな。この曲はすごく短いんだがいろいろな要素を取り入れて面白い楽曲に仕上がったかなと思う。遊びはしっかり遊んでこそ面白さに繋がるからな。ギギッ!

―そんな楽曲に続くのは4曲目の『Wonderland』。ガラリと雰囲気が変わりますよね。

アイスG:KフレアがNO.01とシンクロしてピアノを弾きながら歌うのがMOTHBALLの基本的なスタンスなんだが、この曲は私がシンクロしているNO.02が歌っている。この曲はNO.02が歌った方が面白くなりそうだなと感じてな。ギターロック色が強いから雰囲気が違うんだろうな。ギギッ!

―そのあとに続く5曲目『Storm』の歌詞がすごく地球人へ向けてだなと感じました。

アイスG:いわゆるワビサビといういうやつだな。晴れる日もあれば雨の日もあるし、良い日があれば悪い日もある。昼があれば夜がある。すべての事柄には両面性があって、すべてひっくるめて必要なものであると感じたんだ。やはりこれは地球への馴染みが生んだ楽曲だと思う。ギギッ!

―作品のラストを飾る6曲目の『Prince Of The Planet』は遊び心満載ですよね。

アイスG:この幅の広さがMOTHBALLだと思う。中途半端ではなく本気で遊んで本気で振り切る。ただ地球人の物差しと我々の物差しは違うだろうから一概には言えないがな。ギギッ!

-そんな今作をひっさげてのツアーも決まっていますね。

アイスG:MOTHBALL史上最大のツアーだ。このタイミングで拡大すべきだと思ったんだ。もっとたくさんの人間に生のMOTHBALLを届けたかった。初めての土地もあるし、楽しみだな。ツアーファイナルでは過去最大規模でのワンマン生洗脳も決まっている。全国の6OCKSに集まってほしいと思うし、集まってよかったなと思う1日したい。ギギッ!

-初生洗脳や初ワンマン生洗脳などを行ってきたeggmanでのエピソードや思い出はありますか?

アイスG:やはり初生洗脳はすごく印象に残っているな。eggmanのステージに立って映像が流れて、スクリーンが上がって見た景色と歓声は今でも忘れないし、これからも忘れることはないと思う。もっと大きい場所で生洗脳がやれることになってもこの気持ちは持ち続けていきたいなと思っている。ギギッ!

―MOTHBALLは映像を使っての攻め方が非常に上手いなと感じています。

アイスG:地球人は視覚での情報が強いという特性があるからな。それを利用させてもらっている。エンタテインメントを伝えるには視覚情報というのは欠かせない。だから映像にはすごくこだわっているな。ギギッ!

-最後にMOTHBALLの今後の野望を教えてください。

アイスG:もっともっとMOTHBALLを広げていきたいと思っている。徐々に広まってきてはいるがもっと広めたい。今作は特に作品として最高の物が出来たと思っているし、まずは一度聴いてもらいたい。きっと気に入ってもらえるはずだ。あとは日本だけではなくもっと地球全体に届けたいな。海外でも生洗脳を早く行いたいと思っている。ギギッ!