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NOISE FILTER:#6 CLUTCHO
- SPECIAL -

NOISE FILTER:#6 CLUTCHO

2012年7月18日にダブルA面シングル「I Believe in All / A Little Bit」をリリースするCLUTCHO。若くして結成10周年を迎える彼等から放たれたメジャーデビューシングルは、絶対的な自信を持って良いと言える作品になった。
eggmanにも数多く出演するCLUTCHOのVo,GtのYUTOにインタビューを敢行。

interviewer:YUMA

–初のダブルA面シングルということですが、まずは何故ダブルA面になったのかお聞き出来ますか?

YUTO(Gt,Vo 以下:YUTO):元々は、”A Little Bit”をシングルとして考えていて、そうしたら”I Believe in All”という最高の曲が続けざまに出来て。だからダブルA面!!シングルと言ってもカップリングという意味の曲を入れるよりは2曲おもいっきりやる気ある曲を入れられるような状況になったからどっちもタイトルみたいな感じでこうなりましたね。

–要するに1つの盤として絶対的な自信あるものを作りたかった?

YUTO:それは、もちろんそうですね。ミニアルバムとかよりはボリュームはないかもしれないけど、どっちのタイプも違って今のCLUTCHOっぽい感じを全然違う表現で出せたっていうのもダブルA面に繋がってますね。

–曲についてもお聞きしたいのですが、”I Believe in All”は今までのCLUTCHOっぽくないというかすごくPOPだなって思いました。

YUTO:POPを意識したって言うよりはスリーピースでありながらもスリーピースじゃないサウンドを作りたかったっていう挑戦状的な部分はありますね。いろいろなサウンドを入れて工夫はしました。メロディがPOPっていう部分に関してはどの楽曲も意識をしていて、でもオケだけ聞くと俺としてはPOPなイメージはなくて、スリーコードだけで攻めたり8ビートのリフを使ってみたりいさぎの良い中に新しいフック的なメロディとかを入れて確立させられるかなっていう所はあります。でもパッと聞いてPOPなイメージと言われると、してやったり感は出ますね(笑)。

–“I Believe in All”の直訳ってすべてを信じようってことじゃないですか?この意味は?

YUTO:直訳するとそういう意味なんですけど、俺がこのタイトルを付けたのは、「俺は全部信じてるよ」っていうちょっと肩の力を抜いた決意表明であって。最近、否定的な歌が多いなと思って…。俺もTVとか新聞とか見るけどニュースキャスターとかが何を信じたらいいか分かりませんねって言ってるような時代だから、逆に違うだろっていう歌の意味でこのタイトルにして歌詞を書いていったって感じですね。

–この曲は、トランスフォーマー プライムのエンディングにもなりましたがどうですか?

YUTO:バンドとしてはCLUTCHOの新曲っていう気持ちで作ったものなんですけど、たまたまエンディングに使ってもらえたっていうのは正直な所、嬉しいです。

–何かインタビューに役立つかなと思ってトランスフォーマー見たんですが普通に面白かったです(笑)。

YUTO:CGの絵がすごいですよね!!

–“A Little Bit”についてもお聞きしたいのですが、すごい元気が出る曲だなと感じました。この曲を作った時の気持ちはどんな感じだったんですか?

YUTO:この曲を作った時は、別に3曲を一緒に録っていてその中で一番耳に残るってイメージを意識していて、タイトルは英語だけど歌詞には英語は出てこないって所も、かなり突き詰めて歌詞を書くのにもすごく時間がかかりました。一番気持ちよく聞こえる日本語を探して、でも言いたいことは曲がらないようにするのがとても大変で…。楽曲も歌詞もストレートっていうのは意識しましたね。

–CLUTCHOの言いたいことっていうのは何が根本にあるんですか?

YUTO:今までの曲で暗い曲も含めて全曲そうなんだけど、前向きな曲を歌いたいって思ってて、落ち込んでいる時とかめっちゃ乗ってる時とかいろんな前向きを含めて、あいつら前向きだよねって思われたい。”A Little Bit”はちょっと今から行かなきゃ行けないっていう前向きな部分を意識してますかね。

–すごい聞いてて元気を与えてくれる曲だなって思いました。”A Little Bit”ってどういう意味なんですか?

YUTO:すごく古い英語なんだけど、もうちょっと!っていう意味です。もうちょっとで扉を破けるぞっていうそんな感じです。あとは響きも良かったんで。

–テンポ感もこっちの曲の方が普段のCLUTCHOっぽい感じがしました。

YUTO:テンポ感は、今までよりすごく落としました。心地いいテンポなんだけど疾走感がある感じにしたいなって。今までの曲の中ではそんなに早くない方ですね。

–今回avexからリリースということでメジャーデビューなわけですけど、どうですか?

YUTO:これに関しては本当に意識してなくて、同じように曲作ってレコーディングしてお客さんに届くまでの過程がそういう呼ばれ方をするだけで、俺らが新曲を作ってお客さんに届けることにはメジャーとかインディーズとかは関係ないと思う。でもCLUTCHOの曲を聴いて一緒に頑張ってくれる人が増えたっていうのは本当に嬉しいです。

–そうですね。CLUTCHOはずっとeggmanに出てくれているしリリースの話を聞いてすっ飛んできました。うちらがやらなくて誰がやるんだって。

YUTO:ありがとうございます。

–自主企画もたくさんありますし沢山の人が来てくれるといいですね。

YUTO:実は、全然曲が出来なくてライブの本数減らしたりしてたんですけどやっとリリース出来るしやっと色んな所に行けるなって思っています。

–結成10周年のCLUTCHO。これからも応援しています。今日はありがとうございました!

YUTO:新たに1年目と思って頑張ります。ありがとうございました。