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ReFrain ReFrain interview
- SPECIAL -

ReFrain ReFrain interview

ReFrain ReFrainの渾身のミニアルバムが届いた。
「音楽が再び始まりました。いや、バンドが。」そう語る彼等にとって、今作をリリースするまでの過程が、彼等自身を変えたに違いない。

インタビューをしているときの表情も、二人の絡みも、今までとは全く違う新しいReFrain ReFrainでした。

Talking Partner : TATSUKI

―まずはリリースおめでとうございます!

二人:ありがとうございます。

―今回のアルバムを作るにあたって「夏」というテーマは最初から念頭にあったんですか?

禎:そうですね、僕らメロディーを聴かせにいくことが多かったので、今回はCDからライブが見えるような作品を作りたいって思って、季節も夏に限定して作らせて頂きました。

―M-1「loveless」は結構早い段階からやってましたもんね。この曲は1曲目に収録されてますが、あえて1曲目な理由はあるんですか?

禎:僕はこの曲が出来た段階で絶対に1曲目に入れたいって思っていて。僕ら、このテンポの曲が今までなくて、一味違うというかこんなのもやるぞっていう熱い気持ちを表現したいなって思って。そこに今回は敢えて初めて女性目線で歌詞を書いてみました。

―女性目線の曲にしたって理由はあったんですか?

禎:今までにやってないことっていうのを音だけではなく言葉でも表したいなっていうのと、ちょっとの積み重ねがいくつも重なれば新鮮さを感じてもらえるきっかけだったり、アプローチになっていくって僕は思うんで、これ今までReFrain ReFrainにない感じの曲だねっていうのをこの曲でやりたかったんです。

―M-2「夢花火」はいつ頃出来た楽曲になるんですか?

啓一:アルバムの制作が始まって「loveless」と「一秒先のキミへ」はもう出来ていたのでそのあとに出来た曲です。

―やっぱりReFrain ReFrainって恋の曲が多いですよね

禎:そうですね。「夢花火」に関しては、生きてきて自分の中で後悔することだったり悔いが残ってしまったことがあって、それをそのまま書きました。ラブソングに見せているけど、本当は別のテーマを描いていたりしていて、ここで答えを語ってしまうよりも、深く聴いて色々と感じてもらいたいです。

―そして、「We gonna go!!」

禎:聴いてくれる方達と共感できるものを絶対に作りたかったんです。この曲はこのアルバムの中で最後に出来た曲なんですけど、日々夢に向かっていたり、毎日を頑張ってる人に向けて書きました。夢に対して頑張れば頑張る程に周りが見えなくなってしまって孤独になってしまう時、寂しくなってしまう時って絶対的にあると思うんです、そんな時にこの曲を聴いて背中を押せたらって思ってます。

——M-4「everything」こちらについても聞かせていただきたいです。

禎:ライブを第一に考えて作っていて、みんなで共有したいってところから始まりました。僕たちの曲を聴いて下さる方々がいなかったら意味がないなというところをもっともっと掘り下げて“あなたの声が聴きたい”っていうのを全面に出して、もし聴いてくれたならこの気持ちが伝わるなって。この曲のタイトルでもあるんですが僕の全てというのは音楽であって、曲を聴いてくれて、その曲を聴いてたくさんのメッセージで僕達を支えてくれる人がいてこそなんで、そういう方たちにありがとうって気持ちを込めて書いてます。

啓一:サビの頭のtoo late too lateはお客さんも一緒になって歌ってもらいたいそういう言葉選びにしました。

―今までなかったですもんねこういうの

禎:今までは一方的に伝えるばかりで、ライブに来てくれる人、ライブを想像しながら聴いて下さる人を想像しきれてなかった自分がいて。もう一度考え直して、今回のような楽曲や言葉を伝えたいなと思ったんです。

―M-5「BLUE」も女性を題材にした曲になっていますが、こちらは?

啓一:これは仮の詞を書いて禎に伝えたんですけど、理想と現実の情景が沸くようなものにしたかったんです。

―禎君は啓一君が書いたこの曲をどういうふうに消化していったんですか?

禎:どれだけ少ない音でグルーヴとアンサンブルと素敵さっていうのを出せるかっていう所をずっと考えていました。どうしても弦楽器と絡めたくなるんですよ。歌を聴かせつつスウィングしている気持ちよさっていうのをメロディを通して曲から伝えたいって思ってました。今までReFrain ReFrainを聴かなかったような方にも聴いてもらえると思っています。

―M-6「一秒先の君へ」

禎:きっと自分が変われたらあんなことも出来る、こんなことも出来る、そして未来を変えられるんじゃないか。一秒あったら未来を、人のことを救えるんじゃないかって思ったところから始まって、サビはちょっと大げさな捉え方になってしまうかもしれないんですが、詞や曲を聴いて少しでも共感してほしいんですよ。だから強いワードを当てはめて伝えているのですが、強いだけじゃなく今までの僕たちならではのポップスというかメロディアスで聴きやすい曲にしたかったんでそういう表現をすごく心がけてました。

―今回のミニアルバム作る時にこの曲を入れるだろうっていうのは割と早い段階であったと思うんですが、さっきの「loveless」と同じようにこの曲が最後になるってイメージはあったんですか?

禎:なかったです、それこそ「BLUE」を最後にしようかって思ってました。ありがちな静かな曲で締めようとしちゃたんですけど、プロデューサーの岸さんやスタッフの皆さんの意見を参考にしたりして、アルバムのタイトルが『Breezing』とあるように現在進行形なんですけど、つまり前向きに、僕たちはまだまだ進んでいますし、ここで終わりなわけではないんで、もっともっと進んでいる明るい未来を出す為にはこの曲が最後に相応しいなって。聴いて下さる人も明るく前向きな気持ちでまた一曲目に戻ってこれるかなっていう思いがありました。

―すごいアルバムですよね…。二人で沢山やり取りして潜り抜けた感がすごくありますよね。前回よりも色々コミュニケーションをとってきてバンドになった感がありますよね。

禎:音楽が再び始まりました。バンドが。
今回全曲に“夢”ってワードを入れたんですけど、目標となる叶える夢っていうのは自分が追いかければ追いかけるほど、見えなくなって狭くなって、どんどん孤独だったり寂しさ感じるようになると思うんです。でもその辛さや悲しみや孤独だけじゃなく、一瞬を切り取ることによって爆発的な力を夢って持っていたりするので、何にも例えられないような綺麗な瞬間っていうのが夢ってあると思うんです。それを曲と言葉に出来たらいいなって歌詞を探し始めました。

―今回の作品を手に取ってくださる方、ライブに来てくださる方たちへのメッセージをお願いします。

啓一:今回のミニアルバムはテーマを夏っていうところにおいて作りました。この季節に聴いてくださる方が多いと思うのですが、夏が終わっても素敵な夏だったなと思い返せる曲になってると思います。季節が変わってもみんなの心に届いてほしい、それが繰り返されたら、まさにReFrain ReFrainです(笑)

禎:夏に照準を当てて作っているのですが、このアルバムに込めた思いっていうのは勿論今まで応援してくださった方にはもっと「こいつら良いな」って思っていただきたいですし、今まで僕らを知らなかった方たちにどんどん突き刺していきたいんですね。人それぞれの様々なシチュエーションで聴いてもらえる楽曲だったりアプローチの楽曲だったりを入れているので、今年の夏は是非ReFrain ReFrainという名のバンドを一聴していただけたらなと思います。そして11月22日に渋谷eggmanでのワンマンライブに向けてがんがんライブをやっていくので是非皆さんで盛り上がっていきましょう。ありがとうございました。

―最後に今回の作品を漢字一文字で…

禎:「夢」です

―早いですね!(笑)

禎:夢で終わらせない!

―ありがとうございます。