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SECRET 7 LINE interview
- SPECIAL -

SECRET 7 LINE interview

「NOW HERE TO NOWHERE」=「いまここからどこでもない場所へ」
SECRET 7 LINEの自身4枚目となるフルアルバムは、進化という字よりも深化という字の方が合っているのではないかと思うくらい深く磨きのかかった過去最高レベルのアルバムとなった。全国のライブハウスを笑顔に変え続ける彼等にインタビューを敢行した。

interviewer:YUMA

ー今日はよろしくお願いします!

SECRET 7 LINE:よろしくお願いします。

SHINJI(Ba,Vo 以下SHINJI):(マンスリーを見ながら)えっ!??eggmanって31年目なん?

TAKESHI(Dr,Vo 以下TAKESHI):タメじゃん!

ー1981年の3月からです。

SHINJI:タメや!今年で31年やもんな?

TAKESHI:もうタメ語でいいんじゃない?箱に対して(笑)。

ーははは!それ面白いですね。早速ですが4枚目のフルアルバム発売おめでとうございます!

SECRET 7 LINE:ありがとうございます。

ーアルバムタイトルに関してお聞きしたいのですが。どんな思いが込められているんですか?

TAKESHI:NOWHEREっていうのがどこでもない場所っていう意味で、直訳するといまここからどこでもない場所へっていう事なんだけど、このアルバムが出来た時に、かなり今までにない感じのやばいアルバムが出来たなって自分達でも思ってそういうタイトルを付けようってなったんです。その時にこのアルバムタイトルが浮かんで言葉遊びっぽい感じもあるしかっこいいなって思って…。日本のメロディックっぽいのと海外のポップパンクっぽいのが合わせられてメロディーもレベルが上がって良いものが出来たからこれは俺らしか出来ない所に行けるんじゃないかなって思ってこういうタイトルになりました。

ーアルバムを通して聴いた時にどれが推し曲なんだろうって思うくらい全部が推し曲になれる要素があるなと思いました。だけどすごくまとまってるしすごいアルバム出来たなと。シングルを4月末にリリースしたのは何故ですか?

TAKESHI:先行的な意味合いが強いですね。アルバム出しますけどって言わないけど期待感を煽りたかったっていう。先行シングルという存在の意味はよく分かってないんだけどね(笑)。

RYO(Gt,Vo 以下RYO):俺もわかってない(笑)。

SHINJI:ずっと音源出してなかったからね。1年半くらいかな?

ーライブやりすぎてたんじゃないですか?

TAKESHI:そうそう!どっかの渋谷のライブハウスとかがすごく誘ってくるからね(笑)。

RYO:シングル出して3ヶ月くらい経ってからアルバムっていうのが普通なのかもしれないけどちょっと早くスパン空けずに出しましたね。

ーLIVE音源も入ってるしボリューム的には満点ですね。

TAKESHI:そうですね。

ーアルバムの1曲目の”BREAK IT”は、ぶっ壊してしまえって言葉だけ入ってますがこれから始まる意図はありますか?

SHINJI:ないです(笑)!

ーえええ!!??(笑)

SHINJI:”BREAK IT”が1曲目になった事が実は俺たちも意外で、曲順を相談して決めてる時にこの流れで行こうってなっただけで偶然の産物です。逆にいま質問されて意味を後付けしておいた方がいいのかなって思ってます(笑)。

ーあはは!2曲目の”SHINE IN THE LIGHT”の歌詞の中にもぶっ壊すって言葉が入ってたのでSE(※ライブの最初に流すBGM)じゃないですけどそういうイメージなのかなと思いました!

RYO:結果的にはイントロダクション的なそういう立ち位置にはなってますね。

ーでも、レコーディングの段階では普通に短い1曲ってだけだったんですね?

TAKESHI:そうそう!アルバムにはどっかの間に入るのかなって思ってレコーディングしてたんだけど…。意味はYUMAが勝手に考えて書いといて(笑)!

SHINJI:ぶっ壊す事から始めようみたいなそんな感じにしておこうかな!

ーあはは(笑)今決めました!って書いておきますね。3曲目の”BAD LOSER”についてもお聞きしたいのですが禁止用語満載ですね!でも掛け合いというか分かりやすさというか…SECRET 7 LINEっぽさがガッツリ出てるなと。

TAKESHI:俺らのライブってどんな?ってなった時にそこが売りだと思うんで。

SHINJI:この曲はそこの部分から出来たんですよ。フレーズから先に出来て歌詞をどうしようってなった時に遊び心もあって面白いかなって。

TAKESHI:本当は使っちゃいけない言葉なんだけどあえてのって感じです。

ーPVには出来ないですね!

TAKESHI:全部ピーって入るね(笑)。

ー何の曲だか分からなくなっちゃいますね(笑)。シングルにもなってる”DOWN TO HELL”も歌詞読ませて頂いてもっと上に行こうって言葉があってそういう事は常に思ってるというかバンドの中であるんですか?

RYO:俺の場合は、今回曲と歌詞を書く時に自分のテンションに任せてて…みんなにライブ来て元気になって欲しいし、曲聴いて元気になって欲しいっていうのは根本にあるんだけど、今まではそれを元気出せよ!って思いながら曲を作ってたんだけど今回はあんまりそういう事を考えずに、思ったらそういう風な歌詞を書いて、下がってたら下がってるような歌詞を書いてたから結構ナチュラルに気持ちを作り上げずに歌詞を書けました。

ー前のリリースから1年半空いてますけど昔から出来てた曲とかはあるんですか?

RYO:そうでもないかな…。

SHINJI:前のツアー終わってからそれぞれ曲を考え始めたんだけど、始めの方に浮かんでた曲はこのアルバムに入ってない事の方が多いかな。

TAKESHI:後の方に作った曲の方が多いよね?

ーそれは何でですか?

SHINJI:ん〜。落選?(笑)

TAKESHI:ピリピリして作ったんじゃないかな?って思う。

RYO:追い込まれて…追い込まれていいの出来たみたいな感じですかね?

TAKESHI:前半の方はそんな追い込まれてないからこんなの出来たね!いいね!みたいな意識があった。

ーそうなんですね!曲の話に戻るんですけど”STAND UP”って曲は、カバー曲かって思うくらいすっと入ってきました!

SHINJI:オリジナルです!

ー歌詞の感じも他の曲と全然違うんでYouTubeとかで原曲あるかどうか調べました(笑)!1945年っていうのは敗戦の時ってことですよね?

SHINJI:そうです。確かに歌詞の感じは違いますね。この曲は、何年前か忘れちゃったんですけどその時の出来事を今まで知ってたのと違う角度から見る機会があって、自分自身の考えがいろいろ変わったりして…この曲のメロディーが出来た時にどんな歌詞にしようって思って、軽い歌にしたくなかったから自分の思想とか心から駆り立てられるような歌にしたくてそうしました。

ーそうなんですね。

TAKESHI:カバー曲かって思うくらい良いメロディーだったって事でしょ?

SHINJI:確かに現代の音楽っぽくないメロディーだと思う。自分で作った感じも。あえて狙ったってところもあるし。

ーこういう歌詞も書くんですね!さっきも軽く話に出てきたんですけど歌の掛け合いというかライブの楽しさっていう、SECRET 7 LINEらしさについてメンバーはどう思ってるのかお聞きしたいのですが。

TAKESHI:SECRET 7 LINEのライブって掛け合いがすごいあって楽しいよって所と、ツインボーカルの掛け合いとお客さんとの掛け合いを大事にしてる。

SHINJI:一緒に遊べるって所は常に意識してるかな。

ーそれは結成当時から?

SHINJI:いや、リリース2枚目以降からすごく意識するようになった。

TAKESHI:曲聴いて欲しいって言うのはもちろんあるんだけど、お客さんと曲を共有するっていう感覚は持ってますね。

ーそれがSECRET 7 LINEのライブが楽しいっていう事でイコールになりますよね。

SHINJI:HEY!!とかYEAH!!とか言う事が部分部分で出てきてたけど、もっと長いスパンでサビ全体を一緒に歌えるとかそういうことは前よりも意識したし、HEY!!って言葉だけじゃなくてもっとシンガロングしたいなって。

ー僕も初めて”DOWN TO HELL”のPVを見た時にカッケーって思って騒いじゃって。

RYO:嬉しいわ!!

ーホームページでも書いてましたけど深化って普通とは違う漢字を書いてた事にも納得がいきました。

RYO:深い方な!

ー納得です。ライブについてもお聞きしたいのですがツアーも30本近く回るんですね!ファイナルは?

RYO:6月15日のUNITでのライブで発表するので是非遊びにきて下さい!

TAKESHI:YUMAファイナルで100人呼んでね(笑)!

ーいやいや!クラブチッタでのシクフェスも大盛況だったしそんな事しなくても大丈夫じゃないですか??

TAKESHI:いやいや、シクフェスは20バンドいたからねー。

ー乗り乗りなイメージがあるんで…シクフェスは定期的にやっていくんですか?

SHINJI:年に1回はやりたいな〜。

TAKESHI:毎年やりたい!

ーツアー30本っていうのは意図があるんですか?

RYO:いや、ファイナルが決まってたんでこの本数になった感じです。逆にあんまりやりすぎんといてってストップかけられた感じです。

ーそうなんですね!最後に今後の目標を聞かせてくれますか?

SHINJI:ありすぎるけど、野外フェスやりたいな。

TAKESHI:沖縄に行ってみたい。個人的に宮崎と沖縄だけ行った事ないからそこでライブしたい。

SHINJI:延長上に目標がある感じだから、今回のファイナルもそうだしEASTとかでワンマンとかしたいし。

TAKESHI:昔に目標で立ててたのがQUATTROでワンマンって事だったから、今そういった意味での目標は新木場STUDIO COASTでワンマンかな。でもその時にはもう違う目標があると思うけど。

ーRYOさんはなにかありますか?

RYO:野外フェスもやりたいし、COASTでワンマンもやりたいけど…着実にしか進む事は出来ないっていうのは、10数年バンドやってわかったから遠い目標はあるけど1つずつの小さい目標を超えていくしかないからやっていくしかないですね。

SHINJI:結婚とか子供できるとかそういう事があっても普通に音楽だけでずーっと暮らしていけるようになればいいなと思います。

TAKESHI:YUMAと飲みに行って「いいよ!奢るよ」って言いたい!鳥貴族で。

ーあはは(笑)。

TAKESHI:金の蔵でもいいよ!

ーあはは(笑)。ご馳走さまです!奢ってもらうの待ってます!!ありがとうございました!

SECRET 7 LINE:ありがとうございました!!