ーアルバム発売おめでとうございます。「Calling」というアルバムタイトルに込められた想いを教えて下さい。
庵原将平(以下:庵原):「Calling」に込められた想いは「衝動」です。
ー1曲目の「Keep on Walking」は、歩き続けるという意味ですが、ツアー名は「Keep on Calling」ですよね?ここには意味があるんですか?
庵原:そうですね。まぁ後付けではあるんですけど「Keep on」っていう響きは大切にしたいと思っています。
ーそうなんですね。ではアルバム名から「Keep on」がなくなってるのは何故ですか?
松崎兵太(以下:松崎):逆ですね。先に「Calling」が付いて「Keep on」を付けたくてついた感じですね。
庵原:呼び続けるっていうことですよね。
松崎:完全に直訳なの?そうなんだ。衝動をずっと続けていこうって事じゃないの?
庵原:違う違う!呼び続けるって事。
池本雄季(以下:池本):ここで固まってないですからね(笑)。
庵原:そこら辺はその人が感じたように解釈してもらえれば良いと思います。
ー英詞の良さですね(笑)。「Keep on Walking」の歌詞を読んだ時にSHANKのバンドの活動の仕方と重なる部分があるなと思ったんですが…。
庵原:この人達まだ歌詞読んでないですからね。
ーそうなんですか(笑)?
松崎:コレに関しては、俺の責任でも雄季の責任でもない。
庵原:でも本当にそうだと思います。
ーこの歌詞は結構前から出来ていたんですか?
庵原:これは早かったですね。震災があった直後に俺がシンガポールに行ったんですけど、その時に書いた歌詞です。その頃、現地の人は日本で何が起こってるのかよく分かってなくて、コンビニに行った時も日本人ですって言うだけで話しかけられて、伝わってない事もあるのかもしれないけど向こうの雑誌とかは表現が規制されてなくて結構エグい写真とかも載ってて、その時に書いた歌詞です。っていうそれだけの話です(笑)。
松崎:そこが要点?そういう気持ちみたいな。
庵原:要点はね。汲み取ってもらえれば。
ー今回カバー曲も入ってますがヘレンレディーさんをよく知らないんですけど何故この人の歌を選んだんですか?
松崎:いやいや!俺らも全然知らないです。
ーあはは(笑)
松崎:八戸に行った時にレコーディング前で、カバーをやりたいって思った時にカーペンターズがやりたくて、そのYoutubeを見てた時にたまたま横のリンクにあったのがヘレンレディー。
ーグラミー賞とかも取ってるんですよね?
松崎:そう!でもこの歌はヘレンレディーの1番有名な曲ではないらしい。
庵原:歌詞とかが絶対俺には書けないなって思うくらい、向こうの人独特の白か黒みたいなバチッと投げ付ける感じの歌詞だったんで。
ー曲聞いて歌詞読んでコレにしようってなったんですか?
松崎:原曲の良さも残したかったんで最初は同じテンポでやってその後は自分達らしくしました。その人のバックボーンとかも全然知らないんですけど。
庵原:純粋に人の曲歌う事が楽しいなって思いますね。俺たちには思い浮かばないコード進行とかもあるし。
ー「Tree of Life」は和訳が全部は載っていないんですね。
庵原:この曲は地元の友達が結婚した時に書いたんですけど、あんまりそいつに対して書く事が思い浮かばなくて…(笑)。
松崎:仲良いんですよっ!どっちも中学の同級生だしね!
庵原:だからもし自分が結婚することになったらっていうのを想像して書いたら、とんでもなく恥ずかしい歌詞になったので載せてないだけです。なので英詞読んで自分で訳してください。
ーそうなんですね。初回限定盤にはDVDも付くそうで。
松崎:もちろんライブ映像も入ってますが、オフショット多め。恥ずかしい映像なんかも入ってますね。
ーツアー中の映像が盛り沢山なんですね。
庵原:基本的にオフショットはCOUNTRY YARDの速人くんしか入ってない(笑)。
松崎:彼の不快な笑い声を堪能して下さい。
ーツアーもめちゃくちゃ行くみたいですが。
松崎:今回に関しては、行きたい所をあげたらこの本数になったって感じなので多いとは思うけど、少ないとは思わないです。
ーそうなんですね。東京にはコンスタントに来ていますが、こっちに引っ越す予定はないんですか?
庵原:ないです!
ー理由はなんですか?
庵原:放射能が怖い。
松崎:お母さんと逢えないのが寂しい。
池本:みんな彼女いるからね。
ーあはは(笑)そうなんですね。そういう理由だったんですね。
松崎:全然彼女いないけどね。それ嘘ですね。
ー嘘なんですか(笑)。アー写も前回と同じ感じのダイビングのやつなんですね。
庵原:ちょっとずつ地上に出てくるという。沖縄にツアーに行った時にどうしてもダイビングしたかったんだけど、お金ないからアー写を撮るっていう理由だったらバンドのお金で撮れるんじゃないかって。
松崎:領収書取っておいたらもしかしたら戻ってくるかもねって。
ーそうなんですね。最後にSHANKにとってライブとは何か聞きたいんですが。
庵原:それはやめよう!
松崎:分からないからやってますね。
庵原:性癖なら教えますけどね。
松崎:教えてよ!(笑)
庵原:いや、やめよう(笑)!
ーあはは(笑)今日はありがとうございました。
SHANK:ありがとうございました!