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sleepyhead interview
- SPECIAL -

sleepyhead interview

眠りから覚めない。そんなキーワードを全面に押し出したsleepyheadの3D音楽表現の第二弾完成!

Talking Partner : TATSUKI

—まずは「sleepyhead」というプロジェクトについて教えてください。

武瑠:sleepyheadは僕が以前にやっていたバンドのキャリアを日本武道館でのライブで終え、その後自分が表現したいものを全て自分で手がけて行くことを念頭に掲げたソロプロジェクトです。音楽だけではなくて、ファッションや映像、小説、デザインなどをミックスさせて、「3D音楽表現」という形で展開していく新しい形の音楽ですね。

—ファッションや小説という組み合わせはとても新しいですがいつ頃から着手されていたんですか?

武瑠:ファッションに関しては、自分で「milion doller orchestra」というブランドをやっているのですが、これを始めるきっかけになったのはバンドのキャリアをスタートさせたばかりの頃になります。衣装として着たい服を探している中で自分のイメージするデザインのものがなかなか見つからなくて。それで自分たちでデザインしたものを作りたいと思って。
知り合いでもなんでもなかったんですが、独自にアパレルをされてる方がいたのでその人のところにアポなしで行ってお願いしたんです。そしたら、「お前みたいなやつは初めてで面白いからいいよ!」って言ってもらえて、そこから自分のブランドをスタートさせました。

—そんなたくさんの要素を併せ持った2nd E.P「meltbeat」がリリースされますね!おめでとうございます。

武瑠:ありがとうございます。

—曲についても聞かせてください。「phase2」というSE楽曲、こちらはどういうイメージ楽曲ですか?

武瑠:これは先にとある景色があったんです。アパレルブランドの映像に対しての音楽として作ったものなのでイメージはまさにそこへのアプローチなんですが、音楽そのものとしてかっこよかったので収録したいなって思って。phase2っていうのはそのままの意味ですね。次の世界へって。

—そしてタイトル曲となる「meltbeat」についても聞かせてください。

武瑠:サビの最後に「十字架を背負うよりも 未来に口づけ」という言葉があるんですが、このフレーズから書いた曲ですね。
バンドが終わって1年半くらい経って、心残りや悔しさが怨念みたいに残ってたんですけど、自分が忘れるべき場所に置いとけるようにやっとなってきて、そんなことを思うよりも今の自分にできることをやって、軽く昔を超えて見せて、今の方がかっこいいって周りに思ってもらうことが自分の使命だと思えたんですよね。その感じが全体的な「青」のイメージになってるんだと思います。常に背負って行く十字架じゃなくて、飲み込んで体の中に入ってるから大丈夫。その心臓の鼓動って意味で「meltbeat」っていうタイトルになったんです。
実はバンドの時の最後のリリースの選考会に出した曲でもあるんです。ただとの時はなんか違うなって思ってたんですけど、自分の青春を凝縮した曲なので、それが今に繋がってるのかなとも思いますね。

—そして「heartbreaker」。これは本当に言葉の少ない曲ですね。

武瑠:ほぼSEですよね(笑)
実はこの曲、「meltbeat」というタイトルで最初に書いた曲なんです。ただ、アルバムタイトルは「meltbeat」に決めてたので、どっちの曲がいいかなって悩んで悩んで、こっちを「heartbreaker」にしました。全国ツアーをやる上でリード曲ってって考えたら2曲目がふさわしいかなって。ただ本当に悩みましたね。ただ、決め手はDURANのギターの音ですね。「meltbeat」でコラボしてるんですけど、めっちゃくちゃいいギターがきたので、これはもう決まりだなって思えたんです。一緒にMVも撮りたいなって思えたし。

ーそして「akubi_girl」。

武瑠:E.Pというよりもシングルのイメージで今作を作ったんですよね。
今作のテーマが「溶ける」っていうワードだったんです。「meltbeat」は体に溶け残ってる信念を歌っていて、「heartbreaker」は自分が溶けて音と一体化したイメージで、この曲は夜が朝になる過程で色彩が白に溶けていって、自分がベッドに溶けて眠るっていうイメージですね。
すごいいい曲できたなって思えましたね。

—今作を引っさげて全国ツアー始まりますね!意気込みを聞かせてください。

武瑠:Phase2だと思ってます。Phase1があったから今回のツアーができると思うし。今回はsleepyhead歴史で考えると難しいかもなって思ってる地方にも行くので、チャレンジもあります。一回見てもらうための開拓のつもりです。
とはいえ背負い込みすぎず、今の瞬間で楽しいものをやっていきたいです。

—最後になりますが、今作を感じ1文字で表すとしたらなんでしょうか?

武瑠:「溶」ですね。「溶ける音」で「meltbeat」です!

—ありがとうございます!まずはツアー初日の渋谷eggman楽しみにしています!