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S!N interview
- SPECIAL -

S!N interview

圧倒的なライブ感と歌唱力、何よりも一瞬で会場を一つにできてしまうそのカリスマ的な存在感を放つ「S!N」の待ちに待ったニューシングルがリリースされた。率直に今の気持ちをストレートに語ってもらいました。

Talking Partner : TATSUKI

ー本誌初登場ということで、まずは自己紹介お願いいたします!

S!N : S!Nです。真ん中は小文字のiではなくエクスクラメーションマーク、ちょっと読み辛いですけど、シンです。自己紹介、めちゃくちゃ苦手なので興味があれば調べてみてください。

ーそして2nd Single「切っても切れない」リリースおめでとうございます!

S!N :ありがとうございます。

ー約3年ぶりのリリースになりますね!ファンのみなさんにとってももちろんですが、S!Nくんにとっても待望のリリースではないでしょうか?

S!N :待望というか、やろうと思えばいつでも出来たんだろうけど、ようやくきちんと伝えたいものが固まった。みたいな気持ちですかね。

ー今回の表題曲「切っても切れない」聴かせてもらいましたが、とっても意外性のあるイントロからのスタートでした。楽曲テーマやどんな思いで作ったのか教えてください。

S!N :タイトル通り『切っても切れないものはなんなんだろう』という自問自答がスタートにあります。好意を持つ相手に褒められたものって自信に繋がったり、自分の魅力として認識したりするじゃないですか。例えば彼氏から『お前の黒髪が好きなんだ』って言われたら、その言葉を信じて黒髪で居続けよう、とか。そうやってずっと黒髪で居ることがいつしか自分のアイデンティティになったりして。
でもいつか別れたときに『この黒髪はあの人が好きと言ったもの』『自分で選んだものじゃない』ってなって、切ったり染めたりすることもあると思うんですよね。個性の根拠が揺らいだ時に、じゃあ何を個性と、自分と呼ぶんだろう。そんな自問自答がテーマです。
イメージしやすいように髪で例えましたけど、ファッションもそうだし、メイクも、もしかしたら一人称とか話し方とか声のトーンとかも。今の自分を成立させているものが誰かの好意に応えるための呪いだったり、誰かの模倣だったり、それは悪い事でもなくて普通に多々あることだと思っていて。そういうものを歌いたいなぁと。

ーとにかく第一印象で、セクシーだなーって。楽曲の雰囲気ももちろんあるかもしれませんが、それにしても歌がセクシーですよね。エロい。

S!N :セクシーとかエロいとかは自分ではわからないんですけど(笑)。いつも所謂ロックで激しい曲ばかりを歌ってきたので、そうじゃない曲を意識的に書きました。出来るだけオシャレに。自問自答って誰にでもよくある悩みだけど、それを激しく表現するとおとなしい人には刺さらないだろうし、暗い曲にすると安易にメンヘラとか言われちゃうし。もっとカジュアルな誰もが普遍的に持つ問い掛けみたいに表現したくて、今回はオシャレな雰囲気を目指しました。(目指すだけ目指しはしました…!)

ー僕はS!Nくんとのご対面がライブスタートだったのですが、その初めてみたライブがとっても印象的で、本当にライブに絶対的な自信を持てる人なんだなーって思いました。ズバリ今回の楽曲のライブでの使い所はどの辺になるんですか?

S!N :どうしましょうね。結構困ってます(笑)。
激しいライブばかりをやってきたので、どういうお客さんの中で呑み込んでくれるんだろうなぁって。
やっていく中でみんなで作り上げられるといいですね。

ーそして収録曲「五月病」についても、どんな仕上がりになっているか聞かせてください。

S!N :こちらは切っても切れないとは打って変わって、今まで通りのS!Nのイメージに近いというか。五月病という言葉通り、なーーんもやる気でないやっていうのをストレートに表現しました。でも自分の非としては認めたくないんですよね、堕落してる自分を。
だから、外には悪意が渦巻いてるとか、なんかそういう理由を勝手に作って、引きこもらせましたね。

ー今回楽曲と同じくらい気になったのがCDジャケット。過去のものもいろんな意味合いでの攻撃性とか狂気を感じましたが、今回はそれを表現する角度が違うところから来ているような印象です。こだわりなどあったら教えてください。

S!N :今回はできるだけシンプルに、っていうテーマで進めました。理由はあまり深いところには無いんですけど、まぁS!Nプルなのもいいですよね?シンだけに?(オチない)

ー今回のシングルはS!Nくんにとってこれからどんな意味を持たせてくれるCDになりそうですか?

S!N : 3年も待たせてしまったので多くのファンが離れてしまったとは思うんだけど、多分完全には離れていなくて、何かと視界の端で僕を見ては『相変わらずなんかやってんなw』みたいな(笑)。アーティストとファンの関係って一方通行で希薄な関係な様にも見えるんだけど、僕的には結構ひとりひとりのことを覚えていて。最近来なくなったなーとか、なんしてんのかなーとか思うわけですよ。独占欲強いんで。
まだそういう縁が切れてないと良いなっていう気持ちを、歌詞に込めた思いにも重ねて、ダブルミーニングにしていますね。
今までの縁、これから繋がる縁、それら全部が今後末永く『切っても切れない』ものになるといいなーと。

ーそしてリリースツアーに来てくれるファンの方にメッセージをお願いいたします。

S!N : 待っとーよ(ここで唐突にキスをする)

—ありがとうございました!