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SONG ORDER interview
- SPECIAL -

SONG ORDER interview

SONG ORDER(東京)×TRINITY FAME(大阪)の2バンドで2015年を通して行った「2015プロジェクト」。
4月・6月・8月とテーマごとにリリースを重ね、リリースイベントを重ね、辿り着いた11月リリースの最終作。
集大成となるコンピレーションアルバム「FUTURE」についてSONG ORDEに語ってもらいました!

L→R
YOSHIHIRO(Ba)/MAO(Vo/Gt)/P.A.Y(Dr)/YUTA(Gt)

Talking Partner : TATSUKI

—-まずはリリースおめでとうございます!

全員:ありがとうございますー!

—-2015年本当に頑張りましたねー!

MAO:そうですねー、曲かきまくりましたねー!

—-TRINITY FAMEとのプロジェクト。2バンドで大阪と東京を駆け巡って行ったプロジェクトですが、どうでしたか??

MAO:いや、もう、早すぎて。去年の11月くらいにその話があって、あっという間に2月にレコーディングして、一発目の4月のイベントが来まして。そっからはレコーディングとリリースイベントの繰り返しでしたねー。

全員:修行でしたねー(笑)

—-そもそも、TRINITY FAMEと一緒に何かやろう!って話の発端はなんだったの?

MAO:最初は、対バンしてる中で、おもしろい奴等だなって思ってて。
人間的にも音楽的にも、これからも絡んで行きたいなーと。それを向こうも同じように思ってくれてたのもあって。
何かやれたらいいよねって話の延長線上に「スプリットCD」っていう話が生まれて来て。じゃあ、CDだけじゃ勿体ないから、4月・6月・8月とテーマを決めてやって行こうよって話になって。
後からどんどん話に肉付けされて行って規模がおっきくなっちゃったんですよ。
大阪と東京で離れてるからこそ、そういうのやったら面白いんじゃないかって。

—-一番最初の段階で着地点としてあったのは、今回11月リリースのアルバムってことなんだよね?

YUTA:それに向けて作っていったらこんなにぱつぱつになっちゃいました。

YOSHIHIRO:元々は4月5月6月7月っていうもっとタイトな案だったんですよ。いやいや、無理だろってなって(笑)

MAO:そもそも2015年ってくくりじゃなかったもんね?上半期っていうくくりだったんですよ。
まあ、いざやってみると、やることが明確だったし、遊び心がプラスされていって日が経つごとに楽しくなっていったんですよね。
今回のものはもう楽しんでやれたなってのもありますしね。

—-ここまでにそれぞれの月でリリースを重ねてますけども、テーマがあるんですよね?今回の「FUTURE」の頭文字をとって。

MAO:
Flyaway/TRINITY FAME。Unlock/SONG ORDER。
TRICK STAR/TRINITY FAME。Ubiety/SONG ORDER。
Roulette/TRINITY FAME。ENTRANCE/SONG ORDER。
となっております。

—-その頭文字をとって名付けられた「FUTURE」。今作に収録されている新曲達。SONG ORDERリード曲「その手に愛を」はどんな曲ですか?

MAO:4月からずっとテーマが決まった中でやって来たんですが、4月に出会いと別れを経て、6月じめっとした中で自分と葛藤してあがいて、8月で希望が見えて来て、こういうやり方もありなんだなって見つけて。それに奮起してみたら今までの自分になかった沢山のものが見えてくる。っていうテーマの元に、そうやって道を踏んで来た人間は何に対してどう思うのかなって考えて。
それと同じように自分も成長して来たつもりなんですよ。色んな人たちと出会って、曲沢山書かなきゃって葛藤して、自分との闘いの中で音楽をすることが楽しくなって来た自分もそのテーマに重ねつつで。
その結論が、人への感謝で。そばにいられない人に対して「ありがとう」って言えるものってなんだろうって。いつこの世がなくなったり誰かが死んでしまったりなんて分からないし、もし自分が死んでしまったりした時にもデータとしてCDとしてありがとうを残せる曲を作りたいという気持ちがあって、この曲を作りました。

—-ここまで3枚リリースする中で、敢えてチャレンジするような曲もやって来たと思うし、はみ出しにいったこともあったと思うんだけど、ここへ来てまたSONG ORDERってこれだよなってとこに戻ってきたなって凄く感じる曲だよね。

全員:ありがとうございます。

—-レコーディングは順調だったの?

MAO:この楽曲は簡単であっちゃいけない曲だから、この疾走感の中でどう感情を入れようかって。ドラムも時間かけたし。

P.A.Y:お題がどんどん出て来るんだけど、最終的には「崖で風を浴びてる感じのドラム」っていう要望が来て…(笑)

MAO:「苦微笑み ※読み:にがほほえみ」っていう新しいワードも生まれましたからね(笑)

P.A.Y:でも一番時間かかったのは、歌詞だよね。

MAO:そうですねー、歌詞はホントにギリギリまで納得いかなくて。

—-デモをしっかり作ってからメンバーに投げたんではなく、もわっとしたものを投げた感じなんだ?

MAO:最初に決まってた歌詞は「その手に愛を」って言葉のみだったんで。自分の伝えたいことは決まってるけど、納得したものに落としていきたくて。
先にメロディーを入れて弾き語りみたいな感じで投げて持っていった時に、がちっと形になったんですよ。
皆が作ってくれたものと、自分のイメージにあったものに対して、一番大切なとこをしっかりやりたいなってのがあって。

YUTA:MAOが持って来たものを、せーのでみんなで合わせる感じで進めたんですよね。

YOSHIHIRO:昔はMAOがかなり作り上げて来たものに自分達のフレーズをつける感じだったんですけど、4月くらいからは全員でアイデア出しあっていって。ただこの曲に関しては、やってく中でMAO発信のアイデアが凄く出て来て。

MAO:音遊びが多かったですねー、今回は。

YOSHIHIRO:6月の段階では、「こういうバンドが売れてる」「じゃあこういうのやってみよう」ってのもあったんですが、今回はMAOからにじみ出て来るものを昇華させる形でアイデア出していけましたね。

—-だからこそSONG ORDERらしさが出たんだろうね。そして新曲「六花」。

MAO:とあるバンドのライブを見てる時に、こんだけ素直にメロディーとか優しさとかをストンって出して置いていけるのかって感じたことがあったんです。俺がそれを出していいものかどうか迷ったんですけど。そういう楽曲聴いて、「その手に愛を」よりももっと間近で力になってくれる人たちに対して「ここにいるよ?」ってのを書きたくて。

—-「六花」ってのはどういう意味??

MAO:これは雪の結晶ことなんですよ。

—-なるほど!また、らしい言葉を拾って来たね!!

MAO:冬の景色をイメージして、銀世界って言葉が入っていたり、季節的にもっていうのがあって。
六花が濁らずに素直に君の目に映りますようにって歌なんです。

—-この曲は本当に景色が見えるよね。言葉の力だけじゃなくて、入ってくる情報全てでイメージさせてくれるという感じが強い。

MAO:俺、「そばにいさせて」とか初めて書きましたからね。こういうところはさっき話したように、外からの影響はありましたね。恥ずかしいとかなしにしてみようかなって。
そして色んな人に当てはまっていけばいいのかなって。

—-素敵な曲ですね。そして最後の新曲「Dreamer」。

MAO:今まで僕らこんなドロックな曲あったかなって。

YUTA:唯一外しにいった曲だよね。

MAO:「こだわらないことがこだわり」っていうのを最初に決めてシンプルにしました。

YOSHIHIRO:表題曲に対してB面感を凄く出した感じですね。

MAO:洋楽っぽさも入れて、半ズボン感を意識して(笑)

YUTA:半ズボンでギター低めに構えてプールサイドで弾く感じっすね!

—-前作の「ENTRANCE」とはまた違う外し方をしたんだね。

YUTA:そうですね。ENTRANCEが和だとしたら、この曲は洋ですね。

MAO:英詩が似合いそうなメロディーなんですけど、敢えて使わずに日本語のみでって感じにしてみました。

YOSHIHIRO:「ENTRANCE」の制作段階で、結構今までの自分たちには無いような外し方をしたつもりなんですけど、結局思ったよりも外しきれていなかったのが大きくて。だから今回は分かりやすいくらい外しにいった感じですね。

—-そこも含めて、先に出した曲達が今回の曲達にいい意味で影響してるってことなんだね。こんな短期間でこんなにリリースすることもなかなかないもんね。

全員:ほんとそうですね。

—-そんな「FUTURE」がリリースされる訳ですが、一番聴いてほしい!って部分はどこですか?

MAO:俺は一番考えたというか、どうやったら力になれるかってのを思ったのは「六花」ですかねー。ギリギリまで納得出来るものを詰めたのでその分思い入れもあるので、良く育ってほしいなって思います。1番のBメロ部分がシーンががらっと変わるとこなんで、聴いてほしいなと。

YUTA:「六花」が一番フレーズとして色々細かくやったかなーと。
あとは「ENTRANCE」のフレーズ。今までにない空気感のものを弾きたいなと思って、狙ってみたので聴いてもらえたらなと。

P.A.Y:俺も「六花」なんだけど。「六花」は唯一、今までのドラム人生でのアイデアをぱっと投げてそれが混ざった瞬間の曲なんだよね。

YOSHIHIRO:僕も「六花」ですね。ラストサビが終わったところで歌一本になるんですが、そのあとのバンドがドンって入って来るんですが、その一瞬に懸けたいなっていうのがあって。

—-みんな六花なんだね!すごいね!!

MAO:すごいね!

P.A.Y:みんなでこんな話したことないもんね!

TOSHIHIRO:「六花」の方が皆で作り込んだ感じがあって。

—-そんな「FUTURE」に対する意気込みをどうぞ!

MAO:4月・6月・8月と自分らも冒険して来たし、聴いてる人にも「あ、こんなことやるんだ」って思ってもらえたんじゃないかなとも思ってるんですが、それを今回の「その手に愛を」の歌詞の中にも集約したりしていて、色んな発見もあると思うし、この「2015プロジェクト」の締めを書いてるよってのをメッセージとして色んなところに込めてるので、ガッツリ聴いてもらえたらと思います。
そして一緒に頑張って来たTRINITY FAMEの6曲も含めて、計12曲じっくり聴いてもらえたらと思います。

—-じゃあ最後に、一言で答えてください。あなたにとってこの「FUTURE」とは!?

MAO : …。「感謝」です!

全員:おーーーーー!!!!(拍手)


<CD詳細>
FUTURE/SONG ORDER・TRINITY FAME
1.Fly away/TRINITY FAME
2.TRICK STAR/TRINITY FAME
3.Rouiette/TRINITY FAME
4. /TRINITY FAME
5. /TRINITY FAME
6. /TRINITY FAME
7.Unlock/SONG ORDER
8.Ubiety/SONG ORDER
9.ENTRANCE/SONG ORDER
10.その手に愛を/SONG ORDER
11.六花/SONG ORDER
12.Dreamer/SONG ORDER
品番 : ST-1511
価格 : ¥2,500
発売日 : 11月14日Delineate – November -大阪編より
(Delineate – November -東京編は11月30日)
<2マンリリースイベント日程>
11月14日@心斎橋CLAPPER
Delineate – November -大阪編
11月30日@新宿MARZ
Delineate – November -東京編