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日乃まそら self liner notes
- SPECIAL -

日乃まそら self liner notes

こんにちは。日乃まそらです。今回4月22日にAcoustic Collectionをリリースするにあたり、セルフ・ライナーノーツを書く機会を頂けました。これを見る上でお願いしたいのは、これが「正解」だと思わないで欲しいということ。あくまでこれは”私なり”の想いであって、楽曲それぞれに対しての解釈なんかは、これを見ている貴方が思うもので良いと思っているので、あまりかしこまらずに見ていただけると嬉しいです。

https://hinomasora.jimdofree.com/

【Walk】
はじめてこの曲を歌う、となった時のこと、今でも覚えている。
お世話になっているTATSUKIさんが作った楽曲の中でも、たくさんの人がカバーで歌っていた曲だったので。どうしても、いろんな人が歌うWalkがちらついて、なかなか上手く歌えない、と苦労していました。ちょうどこれをリリースした時、ひたすら自分に自信が無かった時期だったから。でも、だからこそ悩んで向き合って歌う中で、ライブを通して自分なりのWalkを創っていけたのではないかと思っています。これを聴いた上で、”今の”ライブでの”私のWalk”を聴いて欲しいって思います。

【YOU】
何のために、誰のために、今自分がステージに立って音楽と向き合っているのか、それを明確にしてくれた曲です。サビの英語の部分を訳したときに、思わずそれをスケジュール帳にしっかりと書き写したくらい。答えが見えた。だからこれを見ている貴方にも、ぜひ歌詞を、読み込んで欲しい。今まで心の中になんとなくあった気持ちに、やっと言葉がついたっていう感覚。深い海の底に差し込む、キラキラした光をイメージしながらいつも歌っています。そして、その場にいてくれている貴方に向けてひたすらまっすぐに届けています。余すことなく受け取ってくれたら嬉しい。

【The World】
この曲は、ライブを通して作ってきた楽曲です。バンドスタイルでもアコースティックでも、会場の一体感をダイレクトに感じられる心強い味方。私はそう思っている。会場の皆と声を合わせて歌う瞬間、本当に大好きで。初めましての人もそうでない人も、性別も、出身地も、関係なく、音楽を介して一つになれるんだなって実感させてくれる大切な曲。今回わがままを言ってアコースティックVer.の The Worldを収録してもらいました。

【声】
大切な人を思い浮かべながら聞いて欲しい歌です。
あと何回、あと何時間、大切な人と共に過ごせるだろう。そういうことがどんどん現実的な年齢に近づいてきちゃった。どれだけあがいても、時間は進んでいく。大切な人が生きて存在してくれている今、伝えたいことは伝える、やりたいことはやる。頭では理解できているけど、なかなかアクションできないことを、改めて考えるきっかけをくれた歌になりました。

【だいじょうぶ】
生まれて初めて自分で作った曲に詞をのせました。
もともと2019年中に、自分で1曲作るというのを目標にしていて。
ステージに立つ人間らしからぬ言葉かもしれないけれど、自分に自信がもてなかったんです。本当に。今でもそうですけど。
「だいじょうぶ」って言葉は私にとって魔法の言葉で。本番前に、何度も何度も自分に言い聞かせることで、いつもステージで見る日乃まそらが出来上がるわけです。
はじめからずばぬけた才能があるとか、そういうわけじゃないけれど、ライブを通して皆と積み重ねてきた時間は確かにあって。自分を信じることが難しくても、皆と創った時間を自信に変えて進んでいきたいなって想いを込めて作りました。弾き語りをしていても、とても褒めて頂ける曲になりました。この曲を通して沢山の自信を貰えています、ありがとう。

【影と光と】
結構、私の素に近い感じの表現がたくさん詰まっている1曲です。短いけど、短い中に詰まっている。
バンドでのライブを、防具も完全装備、観客が沢山の組手の試合だとすると、アコースティックのライブはひたすら個と向き合う静寂の型の試合、みたいな感じ。あ、分かりづらい。(笑)
あまりに眩しすぎるものに直面したら、やっぱり目をそらしたくもなるし、24時間365日、前向いてポジティブにいられる人っていないと思うんです。日常生活なんて、辛いこととかしんどいことの方が多いと思っているから。でも、そんな弱い自分ですらも肯定してくれる1曲。この曲を、素直に歌えるのは今だからこそだと思います。このタイミングで出逢えてよかった。

【Hands】
難しいこと考えずに、身体が自然と動くような曲です。アコースティックだから、バンドだからって分けることあまりしたくはないのだけど、それを前提とした上でアコースティックならでは!っていう、グルーヴとかビートでこれから作っていきたい、そんな1曲になっています。私が目指すライブは、誰も置いていかないピースフルでハピネスなライブ。その空間にいてくれている誰もが、自分が心地よい楽しみ方をして欲しいなと思っていて。自由にこれから作っていける可能性を秘めている曲だと思っているので、ゆくゆくは両腕上げながらノってたり座っていた人が思わず立って踊り出すような曲になっていると面白いな。

3月にシングルをリリースしてから、連月でのリリースとなります。
これを手にとって聴いてくれる貴方の想いや夢も背負って、まだまだ私なりの音楽を追求していきたい。この1枚が、貴方の心を時には照らして、時にはそっと寄り添って、共に歩んでいける1枚になりますように。