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sumika interview
- SPECIAL -

sumika interview

前作のリリースからまだ3ヶ月。2020年sumika最初のリリース作品が届いた。4曲通して聴いた最初の感想は“面白い”。一筋縄ではいかない印象を持った。でも奇をてらっているわけでもなさそうだし、とにかく耳馴染みが良い。sumikaは本当に良いモードにずっといられているんだろうなというのがすぐにわかる。ツアー前にこの4曲をバンドとして提示できるのは本当に強みだ。今作を紐解くインタビューをぜひじっくり読んでほしい。

インタビュアー:ブッキングマネージャー窪田

―2019年度最後の発行号ということで、2019年度を少し振り返ってもらおうかなと思います。個人的には様々な活動を経てsumikaがさらに世の中に広がったような印象を持ちました。

片岡健太(写真中央右 Vo/Gt 以下…片岡):目の前にあることに常に集中して一つずつやっていったという感覚があって、2019年度が始まる直前にはアルバムのリリースがあって、そのあとツアーがあって、両A面シングルをリリースして夏フェスがあって、そしてまた制作をしてツアーを回って。目の前のことだけをやっていたら気付いたら時間が経っていたという感じですね。

―バンドマンとしては一番幸せかもしれないですね。制作して音源をリリースしてライブをしてというバンドとしてシンプルに良いことなのかなと。

荒井智之(写真写真右端 Dr/Cho 以下…荒井):それは感じますね。
片岡:そう思えるのも目の前のことに集中できたのもスタッフチームのおかげだなと思います。音楽のことだけを考えて音楽のことだけを悩むことができたんです。過去ももちろんそうではありましたけど年々その精度は高くなっていますね。

―とても大切なことですね。やっぱりメンバーだけでは成立しないだろうし、sumikaという器がどんどん大きくなっていっているのを感じます。そんな中リリースする今回のe.p。どんなテーマ性で制作を進めていきましたか?

片岡:去年フルアルバムをリリースして、その後両A面シングルを2枚リリースしたんですが、その2枚をひっさげてのツアーってやってないんですよね。両A面ということは武器になる・核になる2曲ずつで合計4曲あるわけで、その4曲を改めてツアーでしっかり伝えたいなと思ったのと、この4曲で新しく我々に出会ってくれた方もたくさんいると思うので、“初めましてsumikaです。よろしくお願いします”という気持ちで次のツアーを回りたいなって思ったんです。それを考えたときにその4曲でsumikaというバンドを伝え切れたかと言われるとそうではないのかなと。これはsumikaというバンドでずっと念頭に置いていることなんですが、過不足なく伝えるためには新作を作るべきだなっていうところから今作はスタートしました。

―e.pという形式も当初から決まっていたんですか?この形がsumikaにはすごく合っているのかなという印象があります。バランス感というか。

黒田隼之介(写真左端 Gt/Cho 以下…黒田):やりたいことをやって、違う方向の4曲だとしても、4つ集めると一つにまとまる感じはしますし、そのバランスがとても良いボリューム感かなとは思います。思うままに楽しく制作できましたし、これはe.pで4曲という形だったからかなと思う部分はありますね。
片岡:過去のe.pの制作を思い返してみても4曲というボリュームってちゃんと1曲ずつ制作ができる感覚があって、1曲に集中して1音ずつ丁寧に録っていけて、嘘がないボリューム感ってe.pで4曲が最適なんじゃないかなって。

―とはいえスケジュール的にはかなりタイトだったんじゃないですか?

片岡:正直、このタイミングでリリースをしなければダメだったわけではないです。物理的なスケジュールも時間が限られていたのもあって、本当にこのタイミングでCDリリースするの!?って言われましたし(笑)。でもメンバーで話して、ツアーのことを考えたら必要だなって思ったんです。だからなぜこのCDをリリースしようと思ったかと言われたらsumikaというバンドで、今このタイミングで伝えたいことがあるからということに尽きると思います。

―今のsumikaの総意という印象を持ちました。メンバー全員でしっかりコミュニケーションとれているんだろうなと。

小川貴之(写真写真中央左 Key/Cho 以下…小川):そういったこともあって制作全体としても非常にスムーズでした。各々が各々の役割をしっかりわかっているというか、ちゃんとかみ砕いて理解できているのかなと。片岡さんが『Harmonize e.p』というタイトルを決めて、収録曲が決まってから特に早かったですね。

―今お話にでましたが、『Harmonize e.p』というタイトルの由来について聞かせてもらいたいです。

片岡:良い意味で最近こだわりがないなと思ってきているんです。以前はそこにちょっとネガティブなイメージがあったんです。こだわらなきゃアーティストじゃない、頑固じゃないと職人じゃないでしょみたいな。でも最近は周りの意見を柔軟に取り入れること、それを取り入れて自分自身が変化することも全然ネガティブじゃないなってことに気付いて。そしてそれってどういうことだろうって考えたんです。仮に人を板で例えたら板と板をくっつけるには釘を打ったりとか、接着剤をつけるしかなくて、釘を打てば当然そこに穴は空くし、接着剤だと剥がした時に傷がついたりするから、くっついてはいても結局物質としては変化してしまっているんですよね。でも今のsumikaってそういうことがないんです。それのイメージに一番なにが近いかなって考えたらメンバーやスタッフが一本の糸であるということで、そしてさらにそれぞれの糸が丁寧に編み込まれているっていうのがとてもしっくりきたんです。ということはきっとこれは人間的にハモっているモードなんだろうなっていうところにたどり着いてこのタイトルにしたいってメンバーに話しましたね。

―こだわりがなくなってきたというのが今作においてとてもしっくりきました。なにをやってもOKというか、どんな音源を作ってもちゃんとsumika色になるというか。

片岡:そこに対しての信頼感は年々増しているかなと思います。これをやっちゃダメでしょというものが良い意味で全くないので。特に今回は両A面シングル2枚からの流れを汲んでの4曲だし、この流れじゃなければこの4曲ではなかっただろうし、それはそれでアリだろうし、本当にやりたいことをやらせてもらえているなと思います。

―そんな今作の収録曲について1曲ずつお話を聞いていきたいと思います。
まずは1曲目の「センス・オブ・ワンダー」。まずは曲の始まり方が面白いなと思いました。作品のタイトル通りまさにハモから始まるっていう

片岡:再生してから数秒間のサプライズとか、おや!?って思わせること、キャッチイヤー的なことは意識しています。自分自身がこの流れでいったら驚くかなぁなんて考えながら曲を作ることにハマっていた時期があって。この曲の始まり方からカントリー調になるってあんまり想像つかないだろうなって思ってこの始まり方にしてみました。

―数秒でしてやられましたね(笑)。そういうアレンジ面もメンバーで話し合ったりするのですか?

片岡:こういう曲にしたいと思っていると事前には話しますね。この曲の作り方でいうと「Lovers」、「MAGIC」、「フィクション」辺りと一緒で、ドラム・ベース・アコギのオケに対して僕がものすごいテンションの低いオクターブ下の鼻歌を入れて、それを小川に送ってそこに対してピアノを入れてもらって、その後アコギと歌を再度入れ直すという流れでやりました。

―小川君はそこで曲を聴いてピアノアレンジのイメージを膨らませていくんですね。

小川:歌のテンションがとにかく低いのでしっかり上げなきゃって思いながらやります(笑)。

―なるほど(笑)。

小川:この作り方は結構馴染んでいるのでピアノのアレンジはしやすかったですし、逆に低いテンションだからこそ歌を邪魔しないようにとか考えられますし、理に適った進め方なのかなとは思っています。

―この曲ができたきっかけも聞かせてもらおうかなと思います。

片岡:この曲は元々ワンコーラスのデモがあって、e.pの制作を進めている時に今回の進研ゼミのお話をいただいて、その際に候補として送らせてもらった数曲の中の一つでした。その中でこの曲を選んでいただいて、そこから歌詞も含めて全体を作り上げていった感じです。

―Bメロ部分も少しひねりがあるというか、ちょっと想像つきにくいアレンジでした。その辺りは意識した部分はありますか?

片岡:いや、特に意識したわけではないですね。曲のタイトル通りですが感覚の赴くままに、行きたい方向に進めていったという感じです。タイトルに導かれてこの曲として自然に進んでいった結果が完成なのかなと。まだ歌詞を全部書き終える前に頭でっかちになるんじゃなく、自分が感じたことを頼りに進んでいったほうがいいんじゃないかという意味を込めたタイトル・曲なので、そこに嘘があってはいけないと思いますしね。

―歌詞は進研ゼミのお話をもらってから書き直したりしたのですか?

片岡:そうですね。進研ゼミをやっている方々って今の僕らよりも年下の学生の方がメインなので、歌詞の内容が説教っぽくなっちゃうのは嫌だなとは思い、そこは意識しました。なるべく同じ立ち位置で一緒に走れるような曲にもしたくて、そのためには自分自身にも刺さるように、自分が歌っても背中を押せるような曲にするというのは考えて書きました。“絶対的な成功者が語る○○”みたいな物は性に合わないって。

―確かにこの曲でその強さはちょっと違うかなという感じはしますね。

片岡:誰かを綱とかでグッと引っ張り上げるとかではなく、ポンっと背中を押しながら一緒に走っていくというのが感覚としては一番近いかなと思います。

―それがこの曲の本質ですね。そんな曲に続くのは「ライラ」。この曲のコンセプトを聞かせてもらいたいです。

片岡:この曲はライブをとても意識して作りました。この曲を作るときには次のツアーがもう決まっていたので、ツアーでどういう曲を歌いたいかって考えていて。ライブの画が想像できて尚且つ今までのsumikaが持っていなかった楽曲像みたいな曲がほしいなって思って書きました。

―リリースタイミングがまさにツアー前ですしね。

片岡:サビのリズムが今までsumikaではやってこなかった雰囲気なので、それをライブやったらこうなるかな、こうなってくれたら嬉しいなっていう画を思い浮かべています。

―この曲は先ほどの「センス・オブ・ワンダー」とは打って変わってグッと引っ張り上げるような感覚なのかなと思いました。

片岡:武闘派な感じですかね(笑)。

―僕は個人的にはこの曲みたいなイメージがsumikaにあるんですよね。このくらい骨太な印象。

片岡:面白いですね。別の取材では「センス・オブ・ワンダー」がザ・sumikaですねって言ってもらったんです。

―確かにここ二,三年のsumikaのイメージで言えばきっとそうですよね。それはそれでもちろんしっくりくるんですが、根っこの部分は「ライラ」のほうが近いのかななんて。

片岡:どのタイミングから僕たちのことを知っているかにもよるんですかね。そう言ってもらえるのは付き合いが長いからだと思うので嬉しいです。

―曲のタイトルの由来も聞かせてもらいたいです。

片岡:曲中にでてくる“ライアー”から派生した言葉がきっかけですね。先ほど武闘派な感じとは言いましたが、誰かに対してのヘイトとかではなく、自分自身への激励なんですよね。こうなっちゃダメだろう!って自分で自分を鼓舞して。嘘をつくなよって。

―そこの強さの部分が間奏明けの小川君との掛け合いに特に表れているような印象を持ちました。ここめちゃくちゃカッコいいですよね。

片岡:レコーディングの前日に急に小川に言いました(笑)。前回のツアーで小川がメインボーカルの曲をやった時に改めて彼のボーカルってやっぱりいいなって思っていて。次のツアーでもそこを出してみたかったですし、sumikaのメインボーカルの僕の立場から見てもボーカリストとしての彼のパワーには自信があったので、提案してみました。
小川:コーラスの歌い方とメインボーカルって歌い方が違うんです。コーラスの時はメインボーカルの魅力を引き出せたらみたいなイメージでやっているんですが、この部分に関してはメインの一人でありつつ、さらに二人で戦っているようなイメージということだったので、より強さがでるような歌い方をしてみました。

―ここの部分とても好きです。sumikaの新たな形として今後もあるんじゃないかなって期待してしまう出来映えでした。

小川:めちゃくちゃ緊張しましたけどね(笑)。

―そりゃあそうですよね(笑)。そして3曲目は「No.5」。ガラリと雰囲気が変わって驚きました。小川君が作曲ですね。

小川:テーマとしては艶です。艶やかさや艶っぽさ。それを歌詞やサウンド感も含めてだしていきたいなって思いながら、メロディーラインは聞きやすさを重視しましたね。歌詞は片岡さんと密に相談させてもらって。
片岡:曲を最初に聴いた時に歌謡曲テイストを感じたので、そこから雑談レベルも含めて話していって。登場人物どうしようかとか、設定どうしようかとか、物語を一緒に作っていく感覚に近いですね。
小川:片岡さんは本当に想像力豊かというか、歌詞の世界観がしっかりあるので、こういった共同作業的なものはとても楽しいですね。出てくる物出てくる物が全部面白いんですよ。
黒田:今回はないですが、僕の作曲した楽曲に歌詞をつけてもらうときも純粋に楽しみなんですよね。嬉しさもあって。

―アーティスト同士のかけ算って面白いですね。先ほどお話にもでましたがこの曲の歌詞の内容がなかなかの艶感があってドロドロしていますよね。

片岡:現代版の遊郭というテーマでした。小川との会話の中で“狂気”というワードがでてきたのでそこから膨らませていって。一番になれない人のお話で、二番とか三番だったらまだ希望はあるけど、五番でも希望を持つって相当なことだと思うんですよ。普通だったら諦めちゃうかなって。これはもう狂気の沙汰だなと。実は音楽・バンドもそれに近いと思います。だからそう言った意味では自分の中の狂気のテイストも入っているかもしれません。僕たちも第三者から見たら狂人なのかなって思います。

―僕もライブハウスのブッキングを12年続けていますけど、狂っているって言われることがあります(笑)。でもやっている本人ってそういう感覚がないんですよね。

片岡:それがきっと狂気なんですよ。窪田さんも第三者が見たらきっと狂人(笑)。

―なるほど(笑)。

片岡:でもそういう人好きですけどね。

―狂うほどそれに没頭できることってなかなかないですもんね。そして今作最後の曲は「エンドロール」。落差がすごすぎて。3曲目から4曲目でこんなに振り幅のあるe.pあるかなって思っちゃいました。しかも曲の最初だけではこの曲の全容がわからない作りがニクいなと。音楽家としての挑戦だと思うんですよ。曲の最初だけ聴いて終わっちゃうこともある中で、この構成に挑むのは素晴らしいなって純粋に思いました。

片岡:こういうことにはずっとチャレンジしたかったんです。悲劇と思いきや喜劇。それを途中のとある一行のみでひっくり返すという構成。映画の脚本を書くような感覚で、流れを決めてから歌詞を書き進めていきました。楽曲制作の際に曲が先か歌詞が先かみたいな話ってよくあると思うんですけど、この曲に関しては展開が先。いつもは絶対曲から書くんですけど、こういった書き方をしてみて新たな発見とか楽しさがあったので、今後もやってみたいなって思います。

―今までの楽曲でも最後にひっくり返すことはありましたけど、曲の途中でひっくり返すのは驚きでした。やられたーって思いましたもん。

片岡:曲の始まりとかタイトルでは想像つかないですよね。最後まで聴いてからもう一度この曲を聴くと最初の景色が違って見えると思います。

―いやー、さすがです。名作ですよ。

片岡:ありがとうございます。

―そして今作の初回生産限定盤にはDVDがついてきますね。9曲という大ボリュームでライブ映像が見られるのはとても嬉しく思いましたし大事だなって感じました。

片岡:このインタビューの最初にもお話させてもらいましたが、改めて“初めましてsumikaです。よろしくお願いします”というところから今作の制作がスタートしているので、やはりライブは切っても切り離せないんです。もちろん音源は聴いてほしいけど、僕たちはライブバンドであると思っているので、ライブを見てほしい。だから今作にはライブ映像というものが隣にないと成立しないかなと。選曲も含めて今作が出来た経緯は全く一緒なのかなって思います。

―改めてあのセットを映像で見ると圧倒されますね。あのインパクトは半端ない。

片岡:あれもそれこそ狂気を感じますよね(笑)。あれだけのセットを毎回作ってくれて。とても愛情を感じましたし、それをこうやって映像として形に残せて嬉しいです。

―そしてリリース直後からツアーが始まりますが、最後に一人ずつツアーへの意気込みを聞かせてもらいたいです。

小川:去年のホールツアー、ライブハウスツアーを経てチームの空気感はどんどん良くなっていて、スタッフさんたちがアツい想いでいてくれていて、相当気合い入っているので今のチームでアリーナツアーがやれるのがとても楽しみです。アリーナ規模でした表現できないライブというものがあると思うので、しっかり過去最高得点をだせたらと思っています。
黒田:『Familia』のリリースツアーで僕たちがおかえりなさいってみなさんをお迎えして、『Chime』のリリースツアーでは僕たちがみなさんのチャイムを鳴らしにいって、『sumika Live Tour 2019 -Wonder Bridge-』では自由に行き来できる橋を架けにいって、今回のツアーはその先にある『-Daily’s Lamp-』ということで、どんどん距離は縮まっていると感じています。演者とか聴者とか関係なく好きな人が好きな人に会いにいって、そこにあるものを楽しめるツアーにできたらと思っています。
荒井:構えず、肩肘張らず、良い意味で力を抜いて楽しんでもらえたら嬉しいですね。これはずっとsumikaのライブで大事にしてきている部分で、それはなんのツアーとかどんな開場の規模だからとかではなく、今回のツアーもそうですし、ずっとそうしていきたいです。
片岡:ツアーの文字情報だけで見ると大きな規模だなとはもちろん感じますが、sumikaはライブ会場の規模を二段三段飛ばしをして、それを目標にするという動き方をしてきたバンドではなくて、基本的には来たいと思ってくださる方が全員見てもらえるようにしたいと思っているので、そうなれるように願っています。ソールドアウトするのはもちろん嬉しいですがそこが目標ではなく、ライブが本当の意味での出会いのスタートだと思っていて、そこから精神的なところで繋がってこれからどうやって一緒に楽しもうかっていう対話ができると思うのでそれを楽しみにしています。

―アリーナツアーということで物理的な距離感はできますが、それを感じさせないのはsumikaの素晴らしさなのかなって思いました。

片岡:この規模のツアーをやるバンドとしては僕たちは地味なほうだと思うんですよ(笑)。でもそれはやっぱり一歩ずつしっかり歩いてきたからで、このやり方が性に合ってるのかなって思います。

―きっとそれはありますよね。何段か飛ばしていたらきっと今の精度ではない気がします。

片岡:音響とか照明とか含めて最初にワンマンをやるにあたって必要最小限と言うようなコアスタッフが最初のワンマンから全く変わってないですからね。一番最初から見てくれている人たちが周りに何人もいるというのは本当に嬉しいです。

―それってこの業界的にはなかなかないことですからね。

片岡:お互い甘えじゃなくしっかりと高めあって、仲良しこよしじゃなくこの規模でも同じスタッフでライブを作れていますって言えるのは奇跡的かなと。