Stone in the “Twilight” #2
気が付けば早朝、窓際のソファ。もう若干肌寒くて秋の気配を感じるね。最近350ml缶のカフェオレが好き。あの安っぽい甘ったるさがこういう時間に最適なの。近くの自販機に売ってるから買ってきてくれる?あはは、冗談だよ。
あの頃の生活がどれだけ窮屈だったのか思い出せないくらい、わたしは変わってしまった。大人になるということはどこか切ないね。感情の起伏を失ってまで手に入れる安定は幸せなのかな?今はまだわかんないね、なんにも。
そういえば、あなたが泣いたり笑ったりしても、何も感じなくなってしまった。あなたはあなた、わたしはわたし。今思えば二人は一つではなかったのね。なんでそんな簡単なことに気付けなかったのかしら。全然嫌いになった訳じゃないの。でも、もう必要なくなっちゃったね。さようなら、愛しいひと。
mini album 「Little City Films」収録 “Twilight”より