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井上苑子のコラム”のぞきみ。”
- SPECIAL -

井上苑子のコラム”のぞきみ。”

テレビで「言葉というものができてから脳が発達しなくなった」とおっしゃってる専門家の方を見ました。
あぁ、そうなんだ、言葉ってそんな弊害があるんだ、と思いましたが、
私は何度も言葉に救われてきて、
幸せな経験も、苦しくなる経験もさせてくれました。
誰かに酷いことを言う自分の心の狭さも知ったし、好きな人に好きって伝える大事さも知りました。
ただ、動物は身体を近づけてじーっとするだけで、心を一つにして、気持ちを通じ合わせることができるそうです。
すごいなぁ。
もう人間には難しいことなんだと思う。
身体だけで人に信頼を与えるって言うのは
人間の中では唯一、お母さんと赤ちゃんがそれをしているらしい。
大人になった今も赤ちゃんとお母さんの関係のように、触れたり、笑ったり、目を合わせるだけで伝わるものがあるとも思ってるけど、
それをする相手は身近な人ばかりだと思う。初めましての人にそんなことできないし。
もしもその行動が出来たとしても危ないかもしれないもんね。
身近な人としか身体での表現ができないから、どんどん繋がりが減っていってるらしい。
なんだか、今の人間がどんどん劣ってるかのような話を聞くと、すごく悲しい気持ちになってしまう。
希望をもって生きていたいし、今のままも十分素晴らしいと思って生きていたいから。
自分の人生があと、60.70年ぐらいだとしたら、自分がこの先どれだけのことができるんだろう。
こんなに大それた話をしているのに、何もできずに死んでいくかもなぁ、なんて考えたりするけど、私は前に出て表現をするのが人生の軸となってることだから、少しは誰かの悲しみを紛らわせられるような人になりたい。し、いつも応援してくださってる方とはその感覚をシェアできてると思ってる。
物理的に、そして、人類の発達という面でいうと、何ひとつ変えられないのは事実。
勉強もできないし、こうやって文字を書いてても言いたいこと破茶滅茶になっていくけど、これも私だし、こういうところも魅力だと思ってくれるひとがいたりする。
万人に好かれようとなんて思ってないけど、私はいろんな人と通じ合える気がしている。
たとえこんなハッピー野郎馬鹿丸出しな文章でも。
脳が発達しないのが言葉のせいだとしても、私は言葉が好きだし、これからもずっと信じていく!!!!
(何を言ってるか分からないな、という気持ちにさせてしまったら、ごめんなさい。)