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Split BoB Interview
- SPECIAL -

Split BoB Interview

Split BoBの活動終了。寂しいがなにか清々しいような印象を持った。悔いがないと言えばきっと嘘になるがSplit BoBというバンドが全力で活動してきたからだろう。ラストとなるインタビュー掲載。

インタビュアー:ブッキングマネージャー窪田

―活動終了というのが非常にSplit BoBらしいなと感じました。解散でもなく活動休止でもなく終了。

こはる(写真中央 Vo,Gt 以下…こ):”活動終了”を私たちらしいと感じ取ってくれて嬉しいです!
ゆり(写真中央左 Dr 以下…ゆ):解散というとなんだか、「その先全く関わることがない」寂しい響きな気がしてて..
私達は元々幼馴染だったり友達だったので、友達に戻るというか、Split BoBという関係は終わるけど、これからもずっと共に過ごしていくという意味でバンド活動終了 という言葉を選びました。
なつみ(写真右端 Gt 以下…な):5人は別にバラバラになるわけでは無いのに解散とかちょっとあまりにも虚しい気がして、おばあちゃんになっても集まる約束してるので。むしろ死ぬ時も一緒とか言い合ってるくらいで。笑

-その関係性を知っているからこの活動終了という言葉がしっくりきたんでしょうね。

な:ワンマンが終わったら終わってしまうんかなーと思うと凄く怖いのが正直なところ。
何より優先してきたものが生活からごそっと無くなるから。
ワンマンは、9年間本気でバンドやった証を証明できたらいいです。
それがファンの人や支えてくれた人に伝えられる感謝じゃないかなと思います。
とにかく今まで通り、全力ですね!どんな1日になるのかは自分でも想像が出来ないくらいです。
あゆみ(写真左端 Ba 以下…あ):今はワンマンに向けてスタジオもたくさん入って顔を合わせてるから、終わった瞬間というのが何も想像できなくて怖いです…。笑
さとみ(写真中央右 key 以下…さ):正直、実感が湧いてるのか湧いてないのかわからない自分がいます。
発表の瞬間はメンバーと一緒にいて、ファンの方のコメントを読んだりしてる時は実感が湧きました。いつか来ると思ってたこの日が来たんだなぁって。
メンバーとはこれからもずっと一緒に戯れると思うので、その面では寂しいという気持ちはあまりない気がします(笑)
最後、Split BoBのバンド活動、みんなで素敵な想い出、宝物として締めくくる事が出来たらいいなと思ってます!笑顔で終わりたいけどきっとボロ泣きしてしまうんだろうな〜
でも笑顔で締めくくりたい!

―「L.I.M」はワンマンのタイトルにもあるLive in the Momonetの略ですか?

ゆ:曲タイトルの意味は元々、Life is Moment ですが、ラストライブのタイトルにもしたい!て事でLive in the Momoment でもイケるじゃん!って(笑)
だから2つの意味がかかったL.I.Mですね(笑)
こ:今ゆりが言ってくれたように、曲のタイトルは”Life Is Moment”なのでライブタイトルとは意味が違ってて、曲タイトルのL.I.Mに掛けて考えました(笑)意味としては”瞬間を生きる”。私たちはライブのその瞬間に輝いてその瞬間を全力で生きたい。そんな思いが込められています。
な:人生の瞬間。歌詞にもある一生分の一瞬なんですけど、
live。”ライブ”と”生きる”の2つの意味があって、一生分の一瞬の一コマを今つくる!
そんな感じですね。
あ:L.I.Mの歌詞にある「一生分の一瞬」が本当にその通りで大好きなフレーズです。私たちのバンド人生は長い人生の中でみれば一瞬だったかもしれないけど、一生忘れない一瞬だったと言い切れるからその意味を込めたタイトルにしました。
さ:一瞬一瞬を大切に心に刻んでステージに立つ。という気持ちでライブをしたいなと私は思ってます。

―「L.I.M」作詞作曲担当のyuriさんこの楽曲のコンセプト、テーマなど楽曲の解説をお願いします。

ゆ:メロディーは高校生の時に作ったもので、当時は激しいロックがやりたかったのでお蔵入りしてたんですがスタッフさんは絶賛してて、最後まで出さないのはもったいないなーと思って8年越しに歌詞をつけました(笑)ラストシングルと思って作ったわけじゃないので歌詞はレコーディング前にちょっと変えたりしたんですけど、基本的にはメンバーにありがとうの気持ちを伝える曲にしたいなと思って歌詞を書きました。

―「虹色ジェネレーション」は作詞作曲担当がバンド+Wish CREW名義になっていますね。これは最後の音源ということでみんなで作ったということでしょうか?

ゆ:この曲は高校三年生の時の最初の最初に作って音源を出した曲のリアレンジなんですよ!なので曲の作り方をwishで教わりながらSplit BoBのメンバーだけじゃなくてみんなで作ったという感じです。
な:その当時って知識とか色々と皆無だったんですよね。その中で沢山の人の力を借りて形にした曲。『forget-me-not』はMVもあるし、初期曲のイメージが強いと思うんですけど実は初めてのオリジナルは虹色ジェネレーションなんです。
さ:それを今回、リアレンジしてレコーディングもしました。初期の頃じゃ弾けないようなアレンジになっていて、少しは成長する事が出来たのかなって。嬉しい気持ちになりました。この曲をまた5人で演奏できる事、本当に幸せに思います。
あ:でもそのほかは何も変えたくなかったのであの頃のままの名義になってます。

―「虹色ジェネレーション」のコンセプト、テーマなど聞かせてもらいたいです。

ゆ:今聞くと、青春!若い!笑 って感じです(笑)
高校生の頃と今とでは胸に響くものが違う曲です。
全員合唱があったり、高校生らしさ満点の曲だと思います!
こ:この曲が出来たのは私たちが18歳くらいの頃で。大人でもなく子供でもないなんとも言えない時期で(笑)そんな年齢ならではの思いが鮮明に描かれてる曲だと思います!
今歌っても涙出てくるからほんとにつらい!(笑)
な:大人と子供の間、高校生の葛藤を表現した曲。だと思っていたんですけど、
今思うと大人になっても『大人ってなんだろう。なんか思ってた大人と違う!』っていうのが付きまとってて、あの高校生の時期しか歌えない曲だと思い込んでたんですけど、今はあの時とは違う思いで表現しています。譲れないものがもし変わったとしても私は私だよって。
あ:高校生って青春みたいなキラキラしたイメージだけど、結構不安定な時期なんですよね…曲調は明るいけど歌詞は不安定な気持ちをそのまま込めたのがとても当時の自分たちらしく出来てるなと思います。
さ:高校生の頃、演奏していた曲。今は大人になってしまったからまた、違う感じ方をする曲(歌詞)だなって思います。高校生らしい、青春が詰まってるように私は感じます。ただ、懐かしいだけなのかな?
みんなで歌うところ、「悲しくて泣いた。そして寂しくて泣いた。でもね、嬉しくて泣いた。そのことを大切にしたい。」ここの歌詞が大好きで、今、活動終了を発表したからこそ、余計にグッと来るものがあります。
まさにそうだったから。5人で嬉し涙を流して悔し涙を流して。ずっと一緒に続けてこられてよかったなって。9年たっても一緒にこの曲を演奏できて歌えて嬉しいなって思います。

―今までのバンド活動の中で一番嬉しかったことはなんですか?

ゆ:8年もやってたんで、悔しい事たーーくさんあったんですけど今となって振り返ると楽しいことしか覚えてないですね。。笑
嬉しかったというか今でも覚えてるのは名古屋クアトロワンマンとかZepptokyoのステージとか大きい舞台に立った瞬間の景色と興奮は、バンドやってなかったら一生味わなかっただとうなーって思います。すごい緊張とアドレナリンでその後の事は全然覚えてないんですけど(笑)
こ:地元岡崎CAMHALLでの初めてのワンマンライブで、ダブルアンコールしてもらったことかなあ。ファンの皆様が、”アンコール”って言葉じゃなく、私たちの”forget-me-not”を歌ってくれた事が今でも忘れられないです。あの時は泣きすぎて立てなくて(笑)誰かから愛されるバンドに少しはなれたなって自信が持てるようになったキッカケにもなった日でした!
な:名古屋クアトロでのワンマンですね。味方が増えたのを実感してバンド活動の中でご褒美みたいな1日でした。アドレナリン半端なかったです。忘れられないです。
でも、このライブ!とかよりも色んなライブでフロアもお客さんも空間も音も全部のグルーヴがバチーってあった時が1番心地よくて、ドキドキするし、なんとも言えない幸せな思いになります。
あ:はじめてのワンマンライブかな?ライブが終わった後の会場でみんながforget me notを歌ってくれたこと!嬉しすぎてめっちゃ泣きました笑
あと最近だと専門学校の体験入学のイベントに出させてもらった時に、その日のスタッフとして手伝ってくれた生徒さんが私たちやマネージャーさんを見て音楽業界のマネージャー業に就いたと聞いたとき!こんな嬉しいことはないってみんなで喜びました!
さ:私はワンマンライブの度に、ファンの方がお花を用意して下さるのは毎回感動してました。
お値段もするだろうに、、、
いつも綺麗なお花をご用意して頂きありがとうございます。とても感謝です。
私の復活祭の時に、愛犬の顔を描いたお花まで頂いて。愛犬とそのお花を一緒に撮った写真は宝物です!

―最後にファンの方々へのメッセージを一人ずつお願いします。

ゆ:別れという言い方をすると悲しい決断だと思ってしまうけど、全然そうではなくて、私達前向きだし感謝の気持ちでいっぱいです。
CDや今だと配信などで、この先もSplit BoBの音楽を聴いてくれたら嬉しいです。
こんな幸せなエンディングを迎えるバンド他にいないなって思います(笑)
最後まで皆さんの愛と、メンバーの絆を感じながら突っ走っていきたいと思います!
解散ライブ、本当にSplit BoB最後です。
もう二度とない日なので、来るか迷ってる方居たら是非きて欲しい!
最後はみんなで泣いて笑って思い残す事ない1日にしましょう!待ってます!
こ:11.02 私たちにとっての東京のホーム、大好きなeggmanでの東京ラストワンマンライブ。東京で出会えた仲間、応援してくださる方々、いつも優しく迎えてくれるeggmanのみなさんへ9年間のありがとうを伝えたいです。当たり前じゃない今を生きたい!
な:ファンの方がいてくれたからこそのSplitBoBであったのは間違いないです。
こんなに好きになってくれてなかったら打たれ挫けてただろう部分も沢山ありました。
出逢ってくれて、ファンになってくれてありがとうございます。
あとは一つお願いなんですけど、音楽は終わらないのでこれからもずっとずっと、聴いて欲しいな。皆さんの分岐点を少しでも助ける事が出来たら幸せです。
あ:これまで応援してくれた皆さん、本当に皆さんがいなかったら活動はもっとはやく終わっていました。バンドは華やかに見えるけど、楽しい時間はほんの少しであとは全部大変な時間だからです。でも私たちが1人も欠けることもなく、やり尽くしたと終えることが出来たのは皆さんが応援し続けてくれたおかげです。心から、ありがとうございました。最後の最後まで楽しんでくれて、ライブが終わってからもSplitBoBというバンドと音楽を忘れないでいてくれたら嬉しいです!
さ:応援していただき、出会ってくださり、本当にありがとうございました。
みんなの温かい言葉や、笑顔や涙が私にとってのパワーの源でした!ステージからみる楽しそうな姿や、笑顔を見るのが本当に大好きで、幸せを感じてました。みんなのお陰でここまで走り続ける事が出来ました。最後、今までのありがとうを全部詰め込んで、最高のライブをしたいです!笑顔も涙も全部あり(笑)!最後の最後までSplit BoBらしく走り抜けます!残り僅かですが、よろしくお願いします〜