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THE CHARM PARK interview
- SPECIAL -

THE CHARM PARK interview

曲作り、歌、アレンジからミックスまでを一人で行う今最も注目されているシンガーソングライター「THE CHARM PARK」。

そんな彼が「オーガニックな音」と表現する、自由度が高く常識に縛られない音楽を詰めた1st Full Albumが届いた。

Talking Partner : TATSUKI

——まずはリリースおめでとうございます!

Charm(以下C) : ありがとうございます!

——2017年、立て続けにシングルを配信リリースしてからのフルアルバムリリースになってますが、どのくらいのタイミングからリリースに向けて動いていたんですか?

C:昨年末に2枚目のミニアルバムをリリースしたんですが、その前からフルアルバムを作りたい思いはありましたね。そのためにも曲を作り続けていたんですが、とにかく一曲一曲を大切にしたかったので6月から少しずつ配信していった上でフルアルバムに向かいましょうっていう話になったんです。

——なるほど。配信されたシングルも今回のアルバムをイメージした作品だったんですね。

C:そうですね。収録曲には2ndミニアルバムの製作期間に出来た曲もあったんですが、新鮮みを大切にしたかったので、今回の作品に向けて作った曲も多いですね。

——今回のアルバムのリード曲「Lost」について伺いたいんですが、どういう楽曲になっていますか?

C:過去に出した2枚のミニアルバムがアコースティックの要素が多く入っていて、今回はそこからもっと進化させたかったので、ジャンルの幅を広げようという意識がありました。その中で「Lost」には、自分が日本に来たばっかりの時の思いを込めました。曲調も壮大なロックになっています。
僕はどの曲もリード曲だと思ってアルバム作ったんですけどね(笑)

——この曲はいつ頃できたんですか?

C:去年作った曲なんですが、元々は英詩だったのでそれを今年に入って日本語に変換して今の形になりました。

——このタイミングでこの内容の歌詞にしようと思ったきっかけはあったんですか?

C:日本に来たときに最初バンド活動をしていたんですが、それが止まってしまった時に、本当に音楽でいいのかなって彷徨ってしまった時期があったんです。そういう感覚ってやはり常にあるものなんですが、その時期はとても強く感じてましたね。そんな自分を振り返ってみて、「それでも前に進む」って思い続けてきた自分をそのまま曲に込めました。
ここまでの作品は英詩が多かったんですよね。今の自分の環境として日本で活動している以上、日本語の方が伝わりやすいと思ったし、日本語で表現する曲こそ強調されるんじゃないかなって。

——今回の作品、楽曲の振り幅が凄いですよね。それでも全部THE CHARM PARKの音楽として統一されているのが凄いなって思ったんですが。

C:元々、全曲違うアーティストがやってるんじゃないかって思われるくらいのものにしようとしていたんです。それでも聴いてみたら、いい意味で統一感が出ていたので、その統一感を表現する言葉が「THE CHARM PARK」だったので今回のアルバムタイトルにしたんですよね。

——今回の作品で特に聴き所だと思う部分はどこですか?

C:アルバムの中にインターリュードを多めに入れたことですかね。収録曲のメロディーをテーマに作っているんですが、それによってアルバムの統一感を出していますね。
あとは、「Pillow」と「Lost」はサポートミュージシャンの家で各自それぞれでレコーディングしてもらったことですかね。エンジニアさんと作り込んだ音ではなくて、ミュージシャンがそれぞれに思う「いい音」を詰め込みたかったんですよね。そして、「いつ録るか」を決めずに自由な時間で自由に録って欲しかったから。だから音がとてもダイレクトに壁がない状態で届くんじゃないかなって思います。

——そんなアルバムを引っさげてツアーが始まりますね!

C:そうですね。今回は大阪と東京だけ何ですが、近いうちにもっと色んな所へ行きたいなって思ってます。
自分の性格的に、どちらかというとラブするよりも音源作るのが好きだったんです。でもこのTHE CHARM PARKとしてやっていて、CDを聴いてくれた人に対してライブするってとても歯ごたえのあることだなって思うようになってきました。今はその人たちの期待に応えたいなって思っています。
前回のワンマンからですが、毎日声がかれるまで練習するようになりました。常に本番を想定して。それが皆さんに伝わればいいなって思いますね。

——今回のアルバムを聴いてくださる方にメッセージを!

C: アーティストとして活動する上で、アルバムごとに進化したいっていう思いが凄く強いんです。アルバムごとに色を変えたいというか。そういうのがアーティストとしてやるべき姿なんじゃないかって思ってるんです。
それを好きになってもらえるならとても嬉しいですが、それを気に入ってもらえなかったとしてもそれは仕方のないことだなとも思うんですよね。前の作品も聴いてくれてる方にしてみれば、ジャンルも少し変わっているのもあって、気に入ってもらえるかなーって不安がない訳ではないんですが、その覚悟を持って作ったアルバムなのでぜひ聴いて欲しいです。

——そして、ツアーにきてくださる方達にメッセージをお願いします。

C:ライブを見てから音源を聴いてくれる人もいれば、音源を聴いてライブを見にきてくれる人もいますが、僕は後者なんですね。どっちがきっかけであろうと、観にきてくれる人全員が楽しめるライブにしたいですね。楽しみにしてて欲しいです!

——最後になりますが、今回の作品を漢字一文字で表現するとしたらなんですか??

C:これは今回の作品に対してだけではないんですが、「必」ですね。
漢字の作りが「心」という文字に一本刺してるんですよね。
僕の音楽も心に刺さるものにしたいなって思っているので。

——なるほど!これからも沢山CHARMの音楽を楽しみにしています!