Emerald 東京回遊記
第1回「池尻大橋井戸端回遊」
こちら東京を拠点に活動する都市型ミュージック集団EmeraldのVo.中野です。
0回目を入れると厳密には2回目。本日回遊記を書こうと思うも、、、。
「回遊できない!!!」
あっという間に大変なことになった。前の連載から1ヶ月も立たないうちに事態がどんどん変わっていく。
喧々諤々、鬱憤と発憤。地上はマスク渋滞、空中は情報渋滞。いろんな人がいていろんなことを言う。
メンバーともいろんな話をリモートでしていて、新しい曲だってつくってる。
音楽をやってると常日頃色々なことが起こり、その都度みんなで話しあって進める。
中でも今回の事態は世界規模、未曾有の事態であることは確か。
どうしてもシリアスになってしまう心を解放して東京回遊記、三密を避けて自粛気味の回遊。今回は僕のよくいく場所について少し書きます。きっとメンバーもそれぞれ心で回遊しているスポットはあるだろう。
ほぼ渋谷、ほぼ世田谷みたいななんともいえない目黒区の端っこに住む僕ですが、少し歩くと池尻。
最近僕はこの池尻経済圏に夢中だ。
それは僕にとっては欠かせない井戸端回遊。たくさんあるので一個だけ。
とある珈琲店のマスターとは毎日通ってるうちによく話す仲になった。彼はSNSはROM専で発信は避けてると言っていたけど、今のこの状況の中で街の仲間の奮闘をいろいろ教えてくれた。その情報をもとに自分も集めた情報をコーヒー片手に共有する。彼曰く「この状況が少し良くなっても昔通りの世の中には戻らないと思う。でも僕はこの事態以降の世の中に強い希望を持ってる」と、生活品を買いに行く帰りに寄った珈琲屋で、ちょっとした距離を保って、そんな立ち話をして帰ってきた。ささやかな交流だけど、ポジティブになれる。
カルチャーをベースに発する彼の言葉はいつだってポジティブで、少しでも有益かつ明日につながる情報を丁寧かつフランクにコーヒーへブレンドして提供してくれる。そんなコーヒーは苦くも甘い。つまりうまい。
音楽にできることも、それくらいささやかなことだったんだと改めて痛感するのだ。ささやかだが、なくてはならぬものであることも。人が人たる所以は、衣食住のみにあらず。心と体を自由に動かして広がる「遊び」や「無駄」の中にあるのだと改めて思う。衣食住以外=不要不急と認めたくない気持ちが日に日に大きくなる。
告知ですが、この文章が上がる頃にはもう終わってしまってるけど、僕たちのライブ映像がみんなのスマホやブラウザで観られる機会なんかも与えられた。通販にも少し商品を追加した。部屋着にもナイスなシャツやレコードも並んでるよ。
これからEmeraldがやっていくことなどはTwitterなどでチェックしてね。
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Emerald Vo.中野陽介