―全14曲、フルボリュームのニューアルバムリリース、今回の作品は収録曲の臨場感も含めて、”気合い”の入り方にグッときました、最近できた曲が多いですか?また、制作に当たってのエピソードなどあれば教えてください。
佐藤和夫(Vo.&Gt / 以下”S”):最新曲もあれば、昔からライブでやっている曲もあります。フルアルバムっていう形だからこそ、挑戦できた曲も多いです。ファーストフルアルバムとゆうのもあり、そして俺らみたいなもんには時間がたいして与えられませんもので、REC当日までにかなりの仕込みをして挑みました。結果5日で14曲、悔い無し。13曲の予定だったのですが、空き日にアコースティックな曲が仕上がってしまったので、時間無いのに無理矢理録らせて頂きました。メンバーもスタッフも終始いい空気でやりきれたのが一番よかったですね。そのかんじがOVERのPVでよく伝わってくるかと思います。
-結成から12年間、スタイルを変えずこのバンドをやり続けている男気感じます。これまでこのロックを貫き通して来て今鳴らしたい音ってどんなものですか?
S:今回のHAZEの音そのものです。
-今作にバンドの全部が詰まってるって感じですね。そのタイトルの”HAZE”、ジャケの心臓とエンジンはどんな意味が込められていますか?
S:ハートの靄をロックンロールでぶっ飛ばしたいって感じすかね。
-歌詞の物語の中では儚さとか、世の中の歪みみたいなものを背負ってる主人公が浮かぶんですが、今回のアルバム収録曲の歌詞は、どんなものがインスピレーションとなって書かれたものですか?
S:今回のアルバムに限ってって訳じゃないんですけど、自分が作る曲はたいていマイナスのエネルギーから生まれます。フラストレーションだとか自己嫌悪だとかなんかそういう足りない何かを音にして、それに救われたいのです。よってそういった歪みだとか靄だとか陰湿なワードが増えます。つまりハートの靄をロックンロールでぶっ飛ばしたいって事さ!
-2回目・・・(笑)。でも確かにその感じライブでもガンガン伝わってきます。今回のサウンド的にも、ライブでの迫力をそのまま感じるダイナミクスの曲が並んでます。個人的に爆音感ありつつみずみずしいギターの音が今作で印象深いんですが、録音機材はライブで使用しているものと同じセットなんですか?今作RECの機材でこだわりがあれば教えて下さい。
S:機材はライブで使っているもの以外たいして持ってないので、ステージと同じセット+テレキャスもう1本とアコギ1本、曲やフレーズによって使い分けました。ライブでは再現不可能なほど、ギターフレーズ地獄です。
古館龍太(Ba. / 以下”F”):今回は、曲によってサオを弾き分けました。あ、全てライン録りです。ライブよりも、RECのときは持ち込み機材少なくて助かります(笑)。
ODK(Dr. / 以下”O”):基本的にはライブと同じですね、曲ごとにスネアも変えるつもりで3、4台持って行ったけど、使ったのは結局ライブでメインで使っているスネアです。エンジニアの白土君と相談してチューニングでうまく幅は出せたと思います。後はハイハットとライドシンバルとジルジャンとパイステで使い分けました。
-リリースツアーが20本以上決まっています。行き慣れた土地にも多く行くと思いますが、思い入れの強い土地、エピソードなどはありますか?
S:全員岩手人なので、やっぱ東北は仲間多くて楽しいし、全員田舎もんなので、地方大好きです。都会の人と、もっと仲良くなりたいです。
F:やはり地元の方はツアー中ながらもリラックスできます。後は・・・何度もお邪魔させて頂いている場所は、会場への入りの階段で既になんか楽しいです。各地で仲間が待っててくれたりするすると単純に嬉しいです。なので・・・もっと仲良くしてください(笑)
O:どのライブハウスにも思い入れがあります。これまでのバンドでやってきた中で得た人間関係が凝縮されたツアースケジュールだと思う。人とのつながりで遠いとこまでいってライブ出来るのは本当にありがたいです。本当はもっと行きたいとこあったんだけど行けないのが残念です。
-最後に今作について、ツアーも含めてファンの方々へメッセージをお願いします。
S:ハートの靄をロックンロールでぶっ飛ばそうぜ!(3回目)
F:ぜひ聴いて頂きたいです。ひっさげてまた、たくさんの地にお邪魔しますので、そのときはひとつ宜しくお願いします。
O:バンド史上最高傑作を引き連れて各地に向か乗り込むので期待して待っててくれ!!