―eggmanにはよく出演してもらっていますが、本誌には初登場となりますので、まずは自己紹介をお願いします。
金木和也:滋賀出身在住22歳のシンガーソングライター金木和也です。よろしくお願いします。
-金木君のルーツから聞いていきたいと思います。音楽を始めたきっかけはどんなタイミングですか?
金木和也:音楽を始めたきっかけは清水ミチコさんですね。9歳くらいのときにテレビで見て、それからピアノを習うようになりました。その後17歳のときにジミヘンの映像に衝撃を受けてギターを始めて、それから歌うようになりましたね。
-ギターを始めたタイミングと作詞・作曲を始めたタイミングは同じですか?
金木和也:そうですね。初めてギターを弾きながら歌ったのが「サヨナラパレット」というオリジナル曲、ギターを持ってすぐに曲作りを始めてました。コード4つを繰り返すだけの簡単な曲でしたが。
-金木君の作る楽曲が非常に好きなのですが、作詞・作曲をする際にこだわっている部分などあれば聞かせてもらえますか?
金木和也:時期によって書き方も考え方も変わってるんですが、今は「メロディがなくても伝わる歌詞、その歌詞が一番伝わるメロディ」を目指しています。
-そんな金木君が今回リリースするミニアルバム「LUCKY」聴かせていただいて、1曲目からライブでもよく演奏していて、僕が金木君の楽曲の中で1,2を争うほど好きな『ラッキー』で始まった瞬間テンションが上がりました(笑)。
金木和也:ラッキーはアルバムタイトル曲で、とてもかっこいい仕上がりになっています。
-今作に収録されているのは普段の弾き語りとは違うアレンジで、印象が変わりました。
金木和也:ありがとうございます。豪華アーティスト陣に参加してもらっていて、レコーディングが楽しかったのも良い思い出です。
-2曲目の『ワンダーランド』も良くライブで演奏している楽曲ですよね。
金木和也:この曲は1曲目のアコースティックアレンジの『ラッキー』とは打って変わって、エレキバンドのロックです。いや、ポップなんですけどね。
-このポップとロックの融合がすごく聴いていて心地よいです。3曲目、4曲目には制作の際の逸話があると聞きました。
金木和也:『ダーウィン』と『リアル』は作ったのが2年ほど前で、インターネット番組に出演していたときに『毎週新曲を作ってアップする』っていうのをやっていて、その時の曲ですね。番組内で「歌詞に”やんごとねぇ”を入れてほしい」なんて無茶振りもされちゃいまして(笑)。
-毎週新曲を作ってアップするなんて、すごい無茶なことやってたんですね(笑)。その次に続くのは、金木和也の真骨頂とも言える楽曲『もう少しだけ』ですね。
金木和也:『もう少しだけは』、ただの名曲です。けど実は一度、ボツになってるんですよ。それが気に食わなくて、歌詞を書き直したり、構成を考え直したりして、今の形になりました。曲を生かすも殺すも自分次第だと思い知りましたね。
-そして作品の最後を飾るのはメレンゲのカバーである『タイムマシーン』。
金木和也:僕が敬愛するバンド”メレンゲ”のカバーですがハッキリ言って、原曲のほうがいいです。
-僕は金木君バージョンも非常に良いと思いますけどね。そして今作リリースを記念してのワンマンライブ開催が決まりましたね。意気込みを教えてもらえますか?
金木和也:滋賀から東京へ通いながら、月に一回ほどeggmanでライブをしてましたが、ついにワンマンですね。今の金木和也の人気では正直、eggmanはデカいハコなんです。デカすぎるんです。けど、このリリースのタイミングで挑戦してみたかったので、やっちゃいます。かなり無理をしてワンマンをするので、少し無理をしてでも会いに来てほしいなんて思ってます。がんばる。
-最後に二つの目線から今後の目標や展望について教えてください。まずは作詞・作曲を行うクリエーターとして。
金木和也:楽曲提供っていうのにはとても興味があります。アイドルとかシンガーとか。「これは自分じゃ歌わないだろうな」みたいなのを作ってみたいですね。
-金木君の作るアイドルソング興味ありますね。では最後に歌い手としての目標や展望は?
金木和也:自分より良い曲を書く人が山ほどいるので、そういう人たちの曲を是非歌ってみたいです。
-今日はありがとうございました!これからも応援させてください!