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CHiKA interview
- SPECIAL -

CHiKA interview

活動開始から2年足らずでeggmanでのワンマンライブを行うなど精力的な活動を展開しているCHiKA。そんな彼女が初の流通盤リリースするということでインタビューを敢行した。新たな才能の原石の初々しいインタビューをお楽しみください。

インタビュアー:ブッキングマネージャー窪田

―今作が初の流通盤リリースということで今回の掲載でCHiKAというアーティストを知る方もいるかと思うのでまずは活動を始めたきっかけを聞きたいと思います。活動を始めて2年ちょいくらいなんですよね?

CHiKA:そうですね。大学卒業手前のタイミングから始めました。

―10代からアーティスト活動をする方が多い中、少しスタートとしては遅いのかなと感じました。

CHiKA:いわゆる普通のレールを歩いていたのでアーティスト活動をするという考え自体がそこまでなかったんですよね。軽音楽部とかでコピバンとかはやっていましたが、自分自身で作詞作曲をして歌ってという活動をするとは思っていなかったです。

―そんな中アーティスト活動に踏み切ったきっかけは何かあったのですか?

CHiKA:就職活動をしていく中で、内定をもらえた会社がすごく忙しいところで、音楽と並行するのは難しいとなったときに、自分が本当にやりたいことってなんだろうなとか考えていたら、やっぱり音楽をやりたいって思ってそこから一気に踏み出しました。

―そこから作詞作曲も?

CHiKA:それより前にまずはライブハウスを知ろうと思っていくつかライブハウスのアルバイトに応募しました。この前のeggmanでのワンマンのMCでも話しましたけどeggmanにも応募して書類選考で落ちて(笑)。

―まさかのエピソードでした(笑)。

CHiKA:そこでとあるライブハウスに受かって、そこで女性シンガーソングライターのイベントがあって、そういう存在・ジャンルがあるんだって知ったんです。そこで私がやりたいことはこれだなって思って作詞作曲も始めました。

―珍しい経歴ですね。面白い。そんなスタートを経て今回ついにCDリリースということで、CD全体の制作コンセプトはどんなものだったのですか?

CHiKA:ひとつのジャンルのようなものには絞らず、シングルという限られた曲数の中でどれだけカラフルにできるかどうかというのは考えました。

―そんな収録曲3曲についても伺っていきたいと思います。まずは作品タイトルにもなっている「MAGIC」。

CHiKA:この曲が1年前くらいにできて、たくさんのアーティストさんが収録されているコンピアルバムには入っているのですが、いつか自分の名義だけでCDリリースをする時には収録したいなと思っていた曲です。CHiKAが出す最初のCDの1曲目はこれしかないかなって。自分の中でド直球という感じですかね。

―確かにこの曲のイメージは強いかもですね。

CHiKA:アーティスト活動を始めてからこの曲ができるまでの1年くらいはライブも楽曲制作も手探りでやっていって、ある時ふとなんの為に音楽やっているんだっけって思った瞬間があって。それの答えになった曲です。ライブのMCでもよく話しているんですけど、私の音楽を聴いた誰かにエネルギーを与えたくて、そしてその人がまた別の誰かにとってエネルギーを与えられるようなきっかけになりたかったんだって改めて思って。それを曲にしようと思って書いた曲ですね。

―CHiKAというアーティストの存在意義でもあるんですね。

CHiKA:そういう意味でもド直球ですかね。この曲はMVもあって、ずっと一緒に制作をしたかった監督さんと作ることができたのでそこも楽しんでもらいたいです。

―そしてそんな大事な曲に続くのは「なんちゃってsolution」。

CHiKA:この曲はCDリリースできることが決まってから書いた曲です。既にできていた2曲とのバランスを考えて。実はこういった曲がずっと作りたかったんですが、今まではライブで演奏することだけを考えて曲作りをしていたので、BPMが早すぎる曲とかは作ってこなかったんです。音源だし、ちょっと冒険してみたいなと思って書き進めていきました。こういう曲もライブでしっかりやれるようになっていきたいですね。

―ライブ映えしそうな曲ですよね。披露されるのを楽しみにしています。そして作品のラストを飾るのは「rain」。

CHiKA:自分という存在を守ろうとしすぎて、周りの存在を大事にできなくなってしまったりした時期があって、すごく反省したことがあったんです。センター街を歩いている時に。そしてそこで雨が降ってきて。その時の感情を曲にしました。「MAGIC」に続いてこういった曲ができたので、作品の幅を広げるという意味ではすごく大事な役割の曲です。こんな色ももっと見せていきたいなと思っています。3曲それぞれで今だせる色を最大限活かすことができたかなと思いますし、CHiKAというアーティストを知ってもらうにはすごくわかりやすい作品に仕上がったと思います。

―その印象は僕もありました。最後に今後の目標を聞かせてください。

CHiKA:DTMを始めてから曲作りの幅が広がったので自分の中での理想の曲をもっともっと具現化できるようにしていきたいです。そのためにはたくさんインプットをして、自分の想いとかをしっかりアウトプットできるようにしていきたなと思います。それは音楽以外の部分で私自身の人間としての成長も含めて。あとは楽曲提供とかもしてみたいです。曲ができてこれは私が歌うのは合わないなと思ってボツにしてしまう曲とかもあるので、他の方が歌うことを考えて曲を書いてみたい。

―シンガーソングライターとしては珍しい感覚のような気がします。経歴も含めて面白いですね。これからもその個性を活かしてくださいね。

CHiKA:ありがとうございます。これからも応援お願いします。