◆はじめに◆
なぜインタビューではなく、セルフライナーノーツなのか。
お話をもらった時、最初はめちゃくちゃ嫌がりました。
わたし、作品を自分で解説するって負けだと思ってて、解説しなきゃいけない作品ってその作品単体ではちゃんと伝えられてないってことじゃないの、って。
でも、この混ぜ物無しの、わたし純度100%のセルフライナーノーツを読んで、CODE OF ZEROを知らなかった人が興味を持ってアルバムを聴いてくれたら、それはそれで嘘のない、素敵な出会いだよなって思ってきたので、初のセルフライナーノーツ、やってみることにしました。
だから一文字一文字に！！！わたしの思い、超凝縮しまくって書きます！！！！ ね！！！！

◆MAKE ME REAL◆
今回のアルバムの表題。アルバムを代表するリード曲なので、たくさんの人に好きになってもらえる曲にしたいなって思いました。だからまずは、わたしが一番好きになれなきゃ、嘘じゃん！！
CODE OF ZEROとしてこの全国流通まで戦ってきたこと、一緒に戦ってくれる人ができたこと、わたしを信じてくれてる人がいるってこと、そしたらわたしも、みんなが信じてくれるわたしを信じようって、徐々に自分の輪郭が、はっきりと鮮明に、リアルになっていったよっていう、その感謝と決意の曲です。今歌いたいことを詰め込んだ結果、きれいも汚いも楽しいも苦しいもぜーんぶ食べてきたわたしの最強の味方として一緒に戦ってくれる、めちゃくちゃ戦闘力の高い、頼もしい一曲になりました。
今回初参加してもらったvivid undress yu-yaさんのギターも最高だから聴いてくれ！！！レコーディングでも最高の提案をたくさん出してきてくれて、わたしが色々わがまま言っても、余裕の笑顔でがんがん弾いてくれました。他のどの曲よりも難しそうなギターフレーズになったので、ライブサポート陣は弾くの大変そうだな・・・（笑）

◆Deep Above◆
スマホ用ゲームアプリ”Leaping Destiny”に起用してもらった曲。
孤独とか、悲しいとか、痛いとか、傷ついたとかって、なかったことにしたくなりません？真正面から受け止めると余計にしんどくて、逃げたいなって思うこと、ない？（わたしはある！）
でも孤独も悲しみも痛みも傷も、かっこ悪くないよね？恥ずかしいことじゃないよね？それちゃんと認識してきっと自分を形成できるよね？
だから、傷ついたなって受け止めること、しんどいけど、傷つかないようにしなくていい。よね？傷ついてないフリしなくていい。よね？、だって傷ついたんだもん！感情に振り回されるのはしんどいけど、感性を殺させないで！感受性豊かな自分にしか分からないことってあるよ！繊細な自分にしか守れないものってあるよ！それに救われることだってきっと、あるもん！！！！ばか！！！！！！
この歌詞を書いた直後くらいにライブでもそんな出来事が起きた。（！）めちゃくちゃ傷ついたししんどかったです。（笑）

◆アリスインサイレンス◆
基本的に強く生きようって戦ってるわたしが、底の方にしまっとこ、としてる気持ちを書いてしまいました。
誰にも言えないような気持ちだから・・・解説したくない・・・な・・・
だからしません！！！ごめん！！！
でもこうやって絶対言えないようなことも、存在すらなかったことにされそうな感情も、表現として昇華できれば形に残せるっていうのが、音楽のいいところで、だから音楽って最高！だよな？
ギターはvistlip Yuhさんにお願いしました。大先輩。わたしの中でYuhさんの印象は、こうやって誰かが沈みこんでしまうような曲を俯瞰しつつ、でもちゃんと共感して弾いてくれそう、だなと。
ぽいって直感で思ったんですけど、どうですか！Yuhさん！

◆TO BE ZERO◆
勢い。

◆good night to chains◆
今年の5月にeggmanでやった初ワンマンライブで、急遽披露した曲です。
初ワンマンは未来への挑戦でもあるけど、これまでの軌跡をちゃんと振り返る節目のライブでもあって、どんなことも、望めばいつだって、自分の立ってるこの場所が、今までの自分の終着点で、これからの自分の出発点にできるのかも、ってことを希望的に、でも本当に願うなら、叶えられるんじゃないかなあ、叶えたいなあって思いを書きました。
強さで引っ張るタイプの曲ではないけど、弱さを内包しつつ一歩一歩進んでいこうねって、わたしの弱い一面を、よしよししてがんばろ、ってしてます。
弱ってる誰かにも、寄り添える曲になるといいな・・・心を失わず、一緒にがんばろうね。

◆最後に◆
めっちゃ書いた！！！！！ ！！！！！！
やってみない？って言われてなかったら絶対挑戦しなかったことなので、しかもずっとお世話になっているeggmanさんのフリーペーパーでこの機会をもらえて、とても感謝してます。
リリース期間と今回のツアー、わたしの持ってる限りの「今」を切り取ったこのアルバムで挑めること、それからライブでは、その場にいるみんながこの曲たちを成長させてくれること、すごく楽しみです。
わたしの思いはもちろん、たくさんの人の思いがいっぱい詰まって、どんどん膨らんで進化したこのアルバムの最高の姿を、ツアーファイナルTSUTAYA O-WESTで披露したいと思います。
ツアーに参加して、あなたの思いも一緒にのせてくれたら嬉しいな。

音楽はいつもすぐそばにあって、わたしを元気付けてくれました。
リスナーだったころも、音楽を作るようになってからも。
これからも、わたしはずっと自分が好きだって思えることを追求するために、自分と戦い続けます。
最後まで読んでくれたみなさん、どうもありがとう。