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ステレオポニー interview
- SPECIAL -

ステレオポニー interview

9/28に「ありがとう」をリリースしたばかりの彼女たちから
待望のニューアルバム「More!More!!More!!!」が12/7にリリースされるという
ホットなニュースが届きました!!
対バンツアー・ワンマンツアー・今回のアルバム制作を経て、
また一回り成長したステレオポニーの今に迫りました。

interviewer:ブッキングマネージャー 窪田

窪田:今回のアルバムタイトルに込められた想い・コンセプトなどを教えてください。

AIMI(以下A):今回は最後の最後まで決めることができてなくて、メンバーやスタッフさんも含めて悩んで色々な案を出し合ってその中にあったNOHANAの案が採用になって、最終的にはアルバムが出来上がってからこのタイトルに決めたんです。アルバム制作の前に方向性などを決めるために二日間くらい朝から晩までミーティングをしたんですけど、今回のアルバムではポップな曲もやりたいし、ロックな曲もやりたいし、一つのジャンルなどにこだわるのではなく、「振り切って全部やりたい!」「もっと!もっと!!」というコンセプトが決まっていたので「More!More!!More!!!」というタイトルを付けました。

窪田:アルバムタイトルを最後に付けるというのは珍しい気がしますね。

A:こういうパターンは今回が初めてです。私たち自身もどういうタイトルでまとめたらいいかわからなくなってしまって(笑)。いつもは歌詞を書いたりする時点で大体固まっていることが多いのですが、今作が本当にバラエティに富んだ12曲でのアルバムなのでステレオポニーはこういうバンドです!という明確な一つの色には絞り込めなかったんです。なので今回は率直なタイトルでいこう!ということになりました。私たちステレオポニーは一人一人の個性が本当にバラバラで一つの色に絞り込まない多様性が持ち味だと思うので今作のタイトルが決まってからはすごくしっくりきてますね。

窪田:今作は本当にバラエティに富んだ内容ですよね。

SHIHO(以下S):そうですね。この曲の次はこれくる!?みたいな(笑)。意外性があって12曲通して聴いていくとすごくインパクトのあるアルバムが出来たと思います。

窪田:これだけバラバラな曲たちをまとめるには曲順とかも相当悩んだんじゃないですか?

NOHANA(以下N):すごく大変でしたし悩みました。

S:丸々1日くらい費やしましたね。

N:でも実はレコーディングする段階でほとんど決まっていたんですよ。

A:まだ正式に制作するか決まっていない曲とかもあったんですがこの曲はここでしょ!みたいなフィーリングが自分たちの中にあったんです(笑)。

S:そういう曲4曲くらいありましたね(笑)。

A:最終的に入れ替えた曲もあったんですが、ほとんど最初のフィーリング通りでした。

窪田:いつもアルバムを制作する際は曲順を先に決めるんですか?

A:今作はタイトルの決め方も曲順の決め方もいつもと逆でしたね。そういった意味では今作は私たちにとって新しいチャレンジ作とも言えますね。

窪田:チャレンジと言えば今作ではSHIHOさんもNOHANAさんも作詞をされていますが、それぞれの曲についてはやはり思い入れは強いですか?『キャンバスに私だけの色をのせて』はSHIHOさんの真っすぐな感じがすごく現れている印象を受けました。

S:自分の中で私の120%ポジティブな想いを込めました。アルバムを制作している時に悩んだり辛いことや泣きたいこともあったんですけどその中で音楽の楽しさを改めて再認識することができて、人からどう思われようと自分の楽しいと思うことがあるから世界はキラキラしているなと思えたんです。音楽があるからきっと私は大丈夫!という気持ちを素直に書いてみました。

窪田:NOHANAさん作詞の『ビバラ・ビバラ』もNOHANAワールド全開!!って感じですよね。

S:意味わからなくないですか?笑

窪田:確かに歌詞の意味はわからないですけど(笑)。NOHANAさんのぶっ飛んだ感じがすごく伝わりますよ。

N:やりすぎましたね(笑)。

A:NOHANAのライブでのパフォーマンスを思いながら書いた曲で、作詞は絶対NOHANAに頼もうと思ったらもう予想を上回る世界観でした。私にはこの歌詞は書けないです(笑)。

N:相当ノリノリな曲なので是非ライブで盛り上がってほしいです。

窪田:他にも今作では様々な方とコラボレーションなどしてますよね。

S:イントロ明けの『Blowin’ in the wind』はserialTVdramaの稲増五生さんと共同で作詞をしたんですが、元々五生さんの生み出す言葉がすごく好きだったので、一緒に制作することができてすごく勉強になりましたし視野が広くなりました。

A:私たちってこの3人でしかバンドをやったことがないので、他のアーティストさんと音を合わせたことがほとんどないんです。

S:音が絡み合うってこれだよな〜って感じで化学反応がすごく面白かったです。

N:最初にserialTVdramaの方々とスタジオ入った時はめちゃくちゃ緊張してそれどころではなかったですけどね(笑)。

A:それぞれの方々が持つ空気感に刺激を受けることができてすごく世界が広がったと思います。かりゆし58のみなさんとコラボした『たとえば唄えなくなったら』では沖縄独特の空気感のおかげですごく温かい気持ちで制作ができましたし、今作で成長できたなと思う部分はすごくあります。

窪田:ORANGE RANGEのNAOTOさんとフィーチャリングした 『おしゃれ番長2011』に関してはどうですか?

S:レコーディングがとにかく面白かったです。

N:最初のラップの部分とか全員での一発録りだったのもあって、ノリと勢いがすごかったです。

窪田:その空気感は聴いていて伝わりますね。難しいとは思うのですが、あえて1曲オススメを挙げるとしたらどの曲を選びますか?

A:私は『スーパーガール』ですね。デビューする前からある曲で私たちと一緒に成長してきた思い入れの強い曲なんです。ライブとかではずっとやっていたんですが、やっと音源化できたこの曲を是非聴いてほしいです。

N:作詞をした『ビバラ・ビバラ』はもちろんオススメなんですが、『おしゃれ番長2011』を選びます!ORANGE RANGEさんは私がバンドを始めるきっかけになったといっても過言ではないバンドさんなので今回コラボすることができて本当に嬉しかったので。なでしこJAPANの川澄選手の公式応援歌でもあるのでこれを聴いて元気になってほしいです。

S:私は『Blowin’ in the wind』ですね。この曲を制作できたことに感謝の気持ちをもっているくらいです。先ほども少し話しましたが本当に刺激になって世界がガラリと変わったので思い入れがすごく強いですね。

窪田:今作をリスナーの方々にどんな風に聴いてほしいですか?

A:ジャンルレスでボーダレスなアルバムなのできっと聴く方々それぞれに好きな曲が見つかると思いますし、意外にこういう曲好きかもみたいな新しい発見もしてもらえたら嬉しいですね。

N:ノリノリでテンションが上がる曲で聴きながら踊り狂って欲しいですね。

S:自分で聴いていて思わずニヤニヤしてしまうほど良いアルバムができたと思うので、今作を聴いた方々にもそんな気持ちを味わってもらえたらありがたいです。あとはすごくボリュームのある内容なので是非一度全曲通して聴いてもらいたいです。

窪田:アルバム発売後には恒例となっているクリスマスライブが控えていますが、意気込みを教えてもらますか?

A:アルバム発売後初のワンマンなので聴きこんでもらって、ライブにきてくれたら嬉しいなと思います。このクリスマスライブは自分たちのためのライブではなく、ファンの方々になにかしたいなと思って恒例にしているので是非楽しんでほしいです!恋人のいない人たちで盛り上がっちゃいましょう!!(笑)。

N:恋人がいる人も来てくれるかもしれないじゃない(笑)。

A:寂しい人たち集まれ〜!って感じですね(笑)。あとは年末のライブなので今年1年ありがとうという気持ちも込めてライブやります!

S:普段と違う意外なステレオポニーを見せたいなとは思いますね。

N:スカート履くとか?

S:絶対嫌〜!!!それ以外のところで違う一面を見せられるように頑張ります!

窪田:NOHANAさんはどうですか?

N:私はクリスマスにちなんで煙突から降りてサンタクロースになりたいです。

窪田:?????

A:通訳するとクリスマスっぽいことがしたいなってことです。

S:NOHANAは宇宙出身の方なんで意味不明ですみません(笑)。

一同爆笑

窪田:最後になりますが今年1年振り返ってどんな年でしたか?そして来年はどんな1年にしたいですか?

A:今年1年は想像以上に充実した1年だったなと思います。ステレオポニーとしてもすごく成長できたかなと。すごく充実していたからこそ来月のライブですべてを出し切って来年を迎えたいです。個人個人のスキルアップや引き出しを増やして今年を上回る成長をしたいです。

窪田:SHIHOさんはどうでしょう?

S:自分自身にとってもバンドにとって様々な経験ができて様々な発見があった1年でした。来年はもっともっと色々なことを経験して吸収したいです。バンドとしても個人としても一回り二回り大きくなれるような年にしたいです。

N:私はライブの楽しさを再確認できた1年だと思います。

S:ライブイヤーにしようって言ってたもんね。

N:それが実現できてライブが例年より多くできたのですごく楽しかったです。

窪田:それではNOHANAさんに来年の目標を挙げてもらって締めたいと思います!

N:来年は辰年なので昇り龍のようにうねりをあげながら上を目指していきたいです。

S:本当に意味不明ですみません(笑)。

一同爆笑

窪田:本日はありがとうございました〜!来年も是非宜しくお願いします!

A&S&N:ありがとうございました!!