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ココニカカル selflinernotes
- SPECIAL -

ココニカカル selflinernotes

1月にシングルをリリースしたばかりのココニカカルが、また新しい一面を覗かせたニューシングルをリリース。
今回も、語りこぼすことのないように、セルフライナーノーツでの掲載!

–心に架かる音楽を–

[森壯太]
初めまして、何度目ましての方々、おはこんばんちは。森 壯太です。今回は5th single「ハッピー×バースデイ/ハルイロシンショク」の歌詞について語ります。これを読む前、と読んだ後を体感するのも一興かと思います。先ずは、とCDを聴きに戻るのも僕はオススメします。僕は説明書を見ないでポケモンをやる派でした。一曲ずついきたいと思います。

【ハッピー×バースデイ 】
「×」はなんでも良かったんです。皆さんも聞き慣れているであろう「ハッピーバースデイ」とは”イコールでない”と思わせたかった。歌詞を読んでいただくと先ず、辛気臭いやつの独り言みたいなものが始まると思うのですが、僕の本質です←。最後まで読んでも、聴いても、「はて、これは何が言いたかったんだろ?最後までヤケクソかな?」と思う方も居るかと思うのですが、彼の心境は5行目の頃には変わって行っています。(ナメんな!読み取ってるわい!という方ごめんなさい笑)。ビルの上までは行くものの、勝手に説得されて、されたつもりで踵を返してくるようなこと、今まで何度もありました。ヤケクソになって、何もかもかなぐり捨ててみると、その時点で少し楽になっていたりもして。それはまだフラットになっただけの状況なのかも知れないけれど、当人にはマイナスからゼロ。それは快感ですらあると思うんです。その程度が、僕の言いたい「ハッピー」なんですけども、まだ完全には救われていない。なんの解決にもなっていない。ただ汗をかいたあとの風が、より心地よく思えたときのような小さな幸福。そんなときを表現するには「ハッピー」って外来語はちょうどいいなぁと思うんですよね。そのハッピーを肯定し、強調するのがこの歌です。河辺でするバーベキューの、火を点けるときと同じく。小さな火種に風を起こしながら、横風から守りながら、大きくしていくような歌です。この火と同じく、人間の心というのは覚束ないもので、複雑とも厄介とも言えるんですけど、それはただ意地を張っているだけだったり、言ってしまえば「演じて」いるだけだったり。そんな心に、半強制的に幸福感を認めさせたいと僕は常日頃思っていまして。。。この曲の中ではライブを意識して、皆さんに「ハッピー」を言わせる(笑)部分を沢山作りました!この曲のデモが来た段階で先ず振り分けたのはココでした。歌には心を引っ張るチカラがあります。それは耳からでなく腹から。これを皆さんの体で口ずさんでいただけたときには、きっと心が「ハッピー」を認めてくれるんじゃないかなと、思います。是非。

【ハルイロシンショク】
デモを貰ったときに、何もせずとも明るいチカラのある曲になるなぁと思ったもんで、少し中身の薄い(より自由に)歌詞を書くチャンスだと思いました←。僕は、セリフや語らいのある歌詞が好きなんですよ。直接的でないので、間延びしてしまうんですけど、敢えてこの曲には多分にその要素を入れました。独り言のような部分もありますが、当然、聴き手に投げ掛けています。まぁ僕のツイッターもそうなんですが、独り言ってのは大概、聞こえている誰かに投げ掛けてるものです。反応されたらされたで怖いようなギリギリのスポットに投げるズルい手法ですね笑。この歌詞は「生き方や正しさも、服屋の服のように選べ。」というようなことです。どんな偉人も先輩も、その時代、気分に寄り添って生きたはずで。その時節ならではの正解を嗅ぎ取ってきたと思うんです。だから格言やことわざすら、服屋の感覚で選べばいいじゃないという提案です。大差ないですよ人間。森 壯太は「〇〇デビュー」を肯定推進します。良い春を!

[TATSUKI]
どうも、「運命の出会い」の代名詞TATSUKIです(同誌後半のココニカカルのコラムを参照ください)。作曲/アレンジ側から勝手に語りたいと思います。

ハッピー×バースデイ >>>>>
この曲は泣きながら笑ってもらえたらいいなって思ってます。
最初に出来ていたのはAメロとBメロ。心がとっても堕ちていた時に作ったネタでした。「ちょい待て待て!俺は明るい曲を書きたいんじゃ!」と思い、一旦まっさらな状態に戻って、、、まずはサビを作りました。そのサビに見合うAメロとBメロを何度も何度もイメージしたけども、見合う序奏が全然浮かばず。そこで何となくはめ込んでみた以前のABのメロ。何だかとってもしっくり来て。サビの開放感が余計に好きになれて。日々思っていた”影で光を表現する”ってこういうことだなって思えました。光を光だけで表現する真っ直ぐで純粋なものにももちろん憧れます。人間としてはそうありたいなって思うし。ただ、表現者として、表現方法としての理想を言うなら前者。相反するもので表現を強調出来るのならそれは自分の美学に準ずるものだなと。ただ、この曲に関してはそれを完璧な形にしてくれたのは歌詞でしたね。能天気に見えるかもだけどとても深い。自分が思っていた深遠な部分を表現するのに、結果的に歌詞に救われた曲だなと。アレンジ的な面で言うと、いつもそうですが一番こだわったのはドラムのビート。サビに関してはあのパターンじゃないと出したいものが出せなくて。シンプルに聴こえるかもしれないけど、ノリと意味を理解して叩くには実はめっちゃくちゃ難しい。ギターとベースに関しては「空気を壊さない」が一番。言ってしまえばこの曲は和音楽器はいらないかなとさえ思っているので、空気を「作る」ではなく、既にあるものを「壊さない」。ってね。てへ。

ハルイロシンショク >>>>>
売れたくて作った曲です←w
正確には世に出回って売れているバンド達の名曲に近づくにはどんな曲を書けばいんだろうってめっちゃ考えてて。「自分たちらしさ」を追求するだけがかっこよさでもアーティスト冥利でもないし、もっと広い意味で「伝える」ってものに固執したくなって作った曲。自分が今までもってったことのないメロディーラインを随所に突っ込んでみたつもり。特に、サビの折り返しの「指し示す未来へ」はメロと言葉のハマりが抜群に良くてかなりお気に入り。同一人物でメロディーと歌詞を作った場合、こういうメロディーとワードがリンクした瞬間ってのは結構生まれるものです。でもそれはあくまで主観的に過ぎなかったりするもので。それが共作で出来た瞬間的な瞬発力は、それはもう客観性もあり信用出来るもの。自信もってお薦めできるリスニングポイントです。
アレンジはとてもシンプルに。余計なことはしない。セクションごとに巡る景色をよりリアルに感じてもらえるようなものを目指しました。コピーバンドをやってる方にはとてもお勧めな1曲です←。自分たちの曲を誰かにカバーしてもらう日ってのは夢の一個ですねー。わー、脱線しましたが、、、今回の2曲は今までのシングルよりも共通点・相違点を探しながら聴いて欲しいです。

[りょっけ]
今回の「ハッピー×バースデー/ハルイロシンショク」は前作「僕がいるよ。/テヲトルヨヲニ」から一変して春らしい爽やかな作品になりました。ミドルバラード曲が多いココニカカル。今回はとてもシンプルです。ライブで楽しんで貰える要素もとても多い2曲になりました。例えば手を上げたり、声を出してみたり。楽しみ方は人それぞれですが考えすぎず楽しんで欲しいです。ベースとしては、色々なフレーズを試した結果、シンプルに落ち着きました。ただシンプル=簡単という訳ではなく、正直悔しい思いをしました。本当の意味で日々変わるために、精進するための2曲になりました。日々寄り添う音楽、春の風の様に暖かなベースを目指します!

[ナカツカルイ]
ハッピー×バースデイもハルイロシンショクも珍しく?シンプルでポジティブな作品になりました。その裏にあるメッセージや、遊び心も、ジョギング感覚で受け取ってもらえるんじゃないかなと思います。そっと寄り添う音楽って、こういうことなのかなーって。ドラムのアプローチとしては、ハッピー×バースデイは軽やかに色鮮やかに。ハルイロシンショクはとにかくシャープに。自分に無い部分ばかりを録音しました。挑戦でした。この2曲のおかげでドラマーとしての幅が確実にデカくなりました。今、自分に見えている世界を、ダッシュで走り抜けていこうと思います。変化していくけど変わらないココニカカル、これからも宜しくお願いします。


ココニカカル presents
「THE SOUND AROUND LAND Vol.11 -5th Single リリースイベント-」

【日程】2015年4月28日
【会場】渋谷eggman
【時間】17:30/18:00(予定)
【料金】2.500-/2.800-
【出演】ココニカカル/GrandStand/Fo’xTails/TIMELINE/Sissy/金木和也

5th Single
「ハッピー×バースデイ/ハルイロシンショク」
2016.04.28 Release
COSG-0001
¥1.000-(税込み)