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SKULLSHIT × eggman
- SPECIAL -

SKULLSHIT × eggman

今年20周年を迎えたSKULLSHITと35周年を迎えたshibuya eggmanの代表を務める二人による対談が実現!エッグマンフリーペーパーだからこそ実現したスペシャルな対談です!

大滝:改めてこうやって話すのも緊張するけどよろしくお願いします。

西田:こちらこそよろしくお願いします。まずは20周年本当におめでとうございます。

大滝:ありがとうございます。eggmanも35周年ということでおめでとうございます。

西田:ありがとうございます。

大滝:初めてお会いしたのってもう8年前とかですよね?

西田:2008年の1月にeggmanでイベントをやってもらうのが決まった時の打ち合わせですかね。

大滝:懐かしいですね。

西田:お笑いとDJでのイベントという今まで僕もあまり経験したことのないイベントだったのですごく覚えています。※フライヤー①参照
そこで意気投合して今後もなにか一緒にやっていきましょうという話をさせてもらって、その後eggmanでのイベントも何回もやってもらいましたよね。

大滝:そう思うと長い付き合いですね。ありがとうございます。

西田:僕がすごく覚えているのが新木場スタジオコーストのイベントを見に行かせてもらった時で、ライブだけでなくプロレスリングがあったりお笑いがあったり、本当に楽しめるイベントで感銘を受けたんですよね。ライブハウスで働いていたし、いろんなライブやフェスなどを見てきましたけど、SKULLSHITが手掛けるイベントというものはすごく特別なイベントという印象があるんです。作り手の気持ちが伝わるというか。

大滝:それはめちゃくちゃ嬉しいですね。直接僕が発した言葉ではなく、イベントを通してそうやって思ってくれる人がいるということはイベントを作る人間として本当に嬉しい。

西田:演者もそこにいるお客さんもSKULLSHITが好きなんだっていうのがすごく伝わるんですよ。あと東日本大震災の後に行ったさいたまスーパーアリーナでのイベントもすごく印象に残っています。震災後約1ヵ月というあのタイミングで開催を決断したのがすごいですし、やっぱ音楽を含めたエンターテイメントの力ってすごいなって改めて思った瞬間でした。

大滝:すごく迷ったけどやってよかったって思いましたね。そういう言葉をもらえるとよりそう思います。

西田:しかも当日の二日前に出演者完全シークレットでのイベントもeggmanで開催してもらいましたよね。

大滝:あれもすごく面白かったですよね。震災後で難しいタイミングだったけど、やってよかった。ライブハウスという空間にすごくパワーが溢れてて。

西田:SKULLSHITが開催するイベントってパワーがあるんですよ。毎回それは強く思います。しかもブランド初めて20周年って本当にすごいですよね。SKULLSHITという服飾ブランドを始めたきっかけはなんだったんですか?

大滝:当時古着屋で働いていて趣味とか遊びの延長って感じでしたね。持っていた古着とかアクセサリーとか売ってお金作ってお店を開業したのがスタートです。始めた当時は自分が会社の代表だとか、そういうことは全然深く考えてなかったですね。

西田:SKULLSHITという名前は大滝さんがつけたんですか?

大滝:そうですね。お店を開業するタイミングでつけました。

西田:そこからイベントを始めるきっかけはなんだったのでしょう?

大滝:ブランドを始める前からDJイベントをやったりしていたのがスタートですね。元々イベント作るのとか
が好きで。SKULLSHITのイベントとしてはブランドを立ち上げて2周年の時にON AIR EAST(現TSUTAYA O-
EAST)でイベントを開催したのが最初ですね。※フライヤー②参照
当時はそんな大きいハコでイベントやったこととかなくて、ルールとか全然わかってなくて、普通はイベント会社とかを通すんですけど、直接事務所に行ってスケジュール押さえました。

西田:ON AIR EAST規模を個人で借りちゃうってすごいですよね。なかなかないですよ。

大滝:今では考えられないですね(笑)。

西田:このイベントでは春一番が出演していますが、お笑いと音楽ライブの融合はこの時からやっているんですね。

大滝:お笑いもすごく好きで、イベントに入れ込みたいなって。

西田:今ではプロレスも融合してますもんね。斬新で画期的な発想だなと思いました。

大滝:ブランド始めたときもそうですけど、自分が好きなこと・面白いなと思うことはどんどんやりたいんですよ。

西田:やはりそういったエンターテインメント性をもった発想が新たなムーヴメントを生み出すんですね。ブランド創立20周年を迎えるこのタイミングでの幕張メッセでのイベントというのもかなり大きな挑戦だとは思いますが、その構想はいつからあったのですか?

大滝:5年前に15周年のタイミングでさいたまスーパーアリーナでイベントをやった時からですね。さいたまスーパーアリーナより大きい規模のことをやりたいとは思っていました。野球場とかスタジアムでの開催も考えたんですけど、うちのイベントはプロレスもお笑いもあるからやっぱり屋内かなということで幕張メッセという会場に決めました。

西田:イベントをやり続けて大きくなっていて幕張メッセってとてつもないことですよね。ずっと準備をしてきて当日まであと2ヵ月を切っていよいよという感じになってきましたが今の心境はどうですか?

大滝:ワクワクしていますよ。とにかく楽しいイベントだったとみんなに思ってもらいたいし、無事に終わってほしいなと思っています。

西田:こうやってブランドとイベントを長い期間続けてこられた秘訣はなにかありますか?

大滝:根拠のない自信を常に持っていたことですかね。それがなにかって具体的に聞かれるとよくわからないんだけど(笑)。1回イベントをやったら次はもっと良いイベントできるなとか、失敗してもまだまだこんなもんじゃない。次は成功してやるって常に思ってやってきたら気付いたらこうやって続いてたって感じです。逆に西田さんはどうですか?

西田:地元でバイトしている時に俺こんなんじゃ終われないって思ったんですよね。リスクを背負ってでもなにかやらなきゃと思って、そこからずっと今の現状をどうにかしたいという意識で常にやってきた感じです。

大滝:やっぱそういう気持ちって強いですよね。そこで頑張れる。

西田:20周年を迎えてみて今の心境はどうですか?

大滝:今振り返ってみると早かったなって思います。もう20年かって感覚です。15周年から20周年までがとにかく早かった。まぁでもこれは今になって振り返ったから思うことですね。

西田:始めた当初から自身のブランドがこうやって20年続くと思ってましたか?

大滝:いや、20年という数字はまったく思ってなかったです。3年続けばいいかなとか思ってました(笑)。でも楽しいし続けていこうという感覚で1年スパンでイベントやったりして1歩ずつ進んできて、それが20年分重なったという感覚です。西田さんもそうじゃないですか?

西田:まったく思ってなかったですね。まさか自分が会社の代表をやるなんて。こんなに続くとも思ってなかったです。

大滝:でもまぁ続けることって大事だなとは思いますよね。続けないとわからないことも、続けないと培えない経験もたくさんありますし。大きいイベントって急にやろうと思ってできるものでもないし、仮にやれてもそれが続くとは限らないし。20年続けてきたからこその今があるなとは思います。

西田:今回の20周年イベントの出演者がそれを物語っていますよ。とんでもないメンツじゃないですか。

大滝:本当にたくさんの方々が協力してくれて。みなさんのおかげです。

西田:それはやはり冒頭でもお話しさせてもらいましたけど、SKULLSHITというブランドが愛されている証拠だし、SKULLSHITが作るイベントが素晴らしいということの証明ですよね。このイベントのあとの構想などはあるんですか?

大滝:いや、今回は先のことは考えていなくて。まずはとにかくこの二日間を無事に成功させたいですね。

西田:25周年、30周年と、今まで面白いことを数々やってきた大滝さんが次にどんなことをやるんだろうっていう期待をしてしまいますね。

大滝:こうやって期待してくれる人がいるのは嬉しいですし、イベントをやる意味ですよね。求めてくれる人がいるからイベントをやるわけで。イベント名だけでお客さんが行きたいと思ってもらえるイベントにしたいなという気持ちは常にありますけどね。まだまだそうなれていないとは思うので。

西田:今後も楽しみにしています。大滝さんにとってブランド・イベントを続ける原動力ってなんですか?

大滝:とにかく楽しんでることじゃないですかね。イベント当日はもちろんですけど、制作段階からこことここが組み合わさったら面白いかなという想像したりとか。イベントに対しての食わず嫌いをなくしたいんですよ。最初から最後まで全部楽しんでほしい。そのためにはどうするか。どれだけ面白いと思えるイベントを作れるか。そういうことを考えることが原動力になっているかもしれないですね。そう思うとブランドを立ち上げたときと気持ちは一緒です。

西田:エンターテインメントはそうでなければいけないですよね。楽しいという感情はとにかく大事ですもんね。

大滝:長年続いている会社として今後もエンターテインメントを発信して盛り上げていけたらいいですね。これからもよろしくお願いします。

西田:こちらこそです。よろしくお願いします。