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番匠谷紗衣 interview
- SPECIAL -

番匠谷紗衣 interview

20歳を迎えてから最初のCDリリースとなる番匠谷紗衣。

芯のある眼差しは以前のまま、もう一歩先を見据えた大人の目になった気がしたのがすごく印象的だった。ここからどんな音楽人生を歩んでいくのか楽しみにしていてほしいです。

インタビュアー:ブッキングマネージャー窪田

―以前のインタビューのときは20歳になるギリギリ手前でしたが実際に20歳になってみてどうですか?変化などありましたか?

番匠谷紗衣(以下…番):うーん。根本はそこまで変わってないですが曲作りの部分は少し変わったかもしれないですね。成人したからこそ書ける内容とかもありますし。以前はあまり恋愛の曲とかは書いていなかったですが最近は少し増えてきたり。でも10代が遠い昔のように感じるところもありますね(笑)。

―まだ半年ちょっとなのに(笑)。

番:もっと大人なイメージだったんですけどね(笑)。実際は全然まだまだ子供で。

―今回はアー写が髪を縛っていて少し大人っぽい印象を持ちました。ライブでも過去のアー写でも髪を下ろしているところしか見たことなかったので結構意外で。

番:ですよね。元々私を知ってくださっている方はみなさんそうだと思います。もう何年も同じ髪型なのですごく新鮮でしたね。実はこの髪型で撮影すると決まっていたわけではなくて、撮影当日にメイクさんが括ってくれたのでそのまま撮ってみました。今回の曲が自分を貫く強さ的なことを歌った曲なのでその曲に合った写真になったかなと思います。

―良い変化ですね。パッと見たときすごく目を引いたので。

番:やった!そう言ってもらえてすごく嬉しいです。ありがとうございます。

―先ほど少しお話にもでましたが、今回リリースされる「自分だけの空」。

番:ドラマタイアップのお話をいただいて書き下ろした楽曲で、原作を読んで自分なりの解釈などを入れて書き進めていった曲ですね。今回の“空”というのは物理的な空ではなく、自分の心の中の物で、真っ白なキャンバスにここから様々な色を入れていくようなイメージでした。主人公が自分の憧れに向かって突き進んでいく強さみたいな。誰に何を言われようとも、どんな逆境があっても、意思を強く持っていくんだというのが自分の中での感情もリンクして。メロディーが先にあって、そこに歌詞を乗せていくという制作は今までになかったパターンだったんですが、自分の感情とのリンクが非常に強かったので制作進行は早かったですね。実は仮歌詞は恋愛の内容だったんですがそこからガラリと書き換えて。

―女性パイロットのお話で、しかも現役女子大生監督・松本花奈(まつもと はな)さんが演出で関わっているそうで、番匠谷さんと同世代の21歳ということで刺激もあったのでは?

番:先日少しお話させていただく機会があったのですが、すごく意思の強い眼差しをしていて、私はそういう方が大好きなのでもっともっとお話してみたいなって思いましたし、すごく魅力のある方だなと思いましたし、刺激になりましたね。

―僕の印象では番匠谷さんも特にライブなどでは意思の強い目をしているなと思います。

番:それはすごく嬉しいです。音楽をやっている時はそういうスイッチが入るんです。音楽だけは譲れない。普段は本当にどうでもよくて(笑)。

―音楽があってよかったですね(笑)。このドラマは地元関西空港が舞台というのもまた感慨深いものがあるんじゃないですか?

番:地元を一緒に盛り上げることができるのは嬉しいことですよね。逆にこのドラマの主題歌を私以外がやっていたらきっとすごく悔しかっただろうし、今回のお話をいただけて本当に光栄です。

―この曲の出だし部分結構注目ポイントかななんていう印象でした。インパクトもあるし。

番:そうなんです!“Ah~”で始まるんですけどどうやったこの曲のイメージに一番合うかというのを何回も何回も試行錯誤して録っては聴いてを繰り返して。早くライブでも歌いたいです。

―そして今回のカップリングにはオリジナル曲も収録されていますね。

番:2曲目の「幸せのなかで」という曲が個人的にとてもお気に入りの曲で、このタイミングで収録できて本当に嬉しいんです。私、幸せを感じた時ってそれがいつまで続くのかとかが不安になってしまうタイプでそこがすごく似ている友人がいるんですけど、その子に本当に心から好きな人ができて、幸せそうでその話を聞いていたら、そんな余計なことを考えず純粋に幸せな今を受け入れるというのはとても大切なことなんだなって初めて思えたんです。だからみんな幸せになってほしいなって。そんな気持ちを込めた歌です。

―新境地的な曲ですね。表題曲も含めて前向きなメッセージ性がありますね。

番:今回の作品はそういう感情がすごく強いと思います。自分自身の心境の変化も色々あって、今だからこそ歌える曲たちかなと。