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ユビキタス interview
- SPECIAL -

ユビキタス interview

前作3rd mini Album「孤独な夜とシンフォニー」から2ヶ月後の2017年1月!
早くもユビキタスの4th mini Album「ジレンマとカタルシス」がリリースされる。
ユビキタスの渾身の2部作完結編について語ってもらいました。

Talking Partner : TATSUKI

–:4枚目のミニアルバム『ジレンマとカタルシス』リリースおめでとうございます!

一同:ありがとうございます!

–:11月に3枚目のミニアルバムを出したばかりですが、この短いスパンでのリリースのいきさつやキッカケを教えてください。

ヤスキ:11月に出した作品の前作がちょうど1年前の11月にリリースしたフルアルバムなんですが、そこから制作に1年間もらった中で普通にまた出すだけじゃなく今回はコンセプトを意識して出してみようかっていうのをメンバーとチームでそういう話になったんです。僕、ミニアルバムのバランスってすごい好きで、いい意味で1曲目から7,8曲目まで物語がうまく完結しやすいのがミニアルバムだなっていうのがあって、色々な話が出た中でコンセプトって考えた時に、2枚出せるのであれば2枚でテーマを決めてやりたいって話になったんです。

–:2枚のミニアルバムの曲作りの順序はどういう風に進んでいったんですか?

ヤスキ:3枚目のミニのレコーディング終わり位の段階で『ジレンマとカタルシス』の収録曲は1曲もなかったんです。制作を4月から始めてレコーディングが9月位だったんですけど、3枚目のミニアルバムのレコーディングが7月に終わってから『ジレンマとカタルシス』に収録されてる曲数の倍くらいの14,5曲ほど実際は作りました。全部一から書き直しましたね。

–:相当な曲数を作ったんですね!

ヤスキ:作りましたねー。しっかりアレンジもしてリードまで決めていたんですけど、そのリードすら自分らのベストじゃない気がしてまた作って。『カタルシス』に関してはレコーディングの2日前まで歌詞が出来ていなかったり。6曲目の『R』はレコーディングしますっていう最後のバンド練習の時にもっていったり、結構ギリギリまでこだわりましたね

–:前作も今作も、3ピースらしさと3ピースでは出せないプラスαの部分と、両方が見え隠れしてて飽きないですよね。

ヤスキ:自分らがやっていて飽きないっていうのは、今回深く潜ったような気がしますね。去年フルアルバムを出してから“何が大事か“みたいなのを考えて。僕らライブハウスで生きる人間なので、根本的に自分らが楽しんだうえで”じゃあ次は何ができる?“っていう所に全員が辿り着いたんで、飽きない曲を作るっていうのは絶対でしたね。やっぱ置きに行く曲だって存在するじゃないすか。でも今回はずっと攻撃ばっかりで防御は無しです。

–:今作の制作を進めていく中でのこだわりだったり思い出等はありますか?

ヒロキ:4枚目はレコーディングの時に全部は固まってなかったんで、レコーディング中に決めちゃうみたいな感じで進んでいきました。その場で決めてしまうから体が覚えてなくてなかなか大変でした (笑)

ニケ:今まで弾いたことないフレーズとか、前やったらこんな風には弾いてないだろうなーっていう新しさを意識して作ったんで、新しいっていうか、、、新しいですね(笑)。録ってるときにプロデューサーからこのフレーズこうしてみたら?とかアドバイスが飛んできて、それがハマった時はすごい気持ち良かったり。

–:レコーディング終えてマスタリングして完成したものが出来てそれを聴いたときどんな感じだったんですか?
ヒロキ:フレーズやアレンジが固まってないものを録るというのが初めてだったんですけど、録ったのを聴いてビックリ…。ええのできてる。みたいな(笑)

–:ワンマンツアーの意気込みを聴かせてください!

ニケ:大阪と東京でのワンマンはそれぞれ3回目なんですけど、今回名古屋は初めてなので、めちゃくちゃ気合入ってます!

ヒロキ:3回もワンマンしてるってことでワンマンに対してどうやって取り組んでいったらいいかってやっと分かってきたかなって気がしてます。2時間ステージングを考えるってやり始めた当時はとても難しかった。来てもらえたら楽しんでもらえるような、曲だけじゃなく他にも色んなアイデアを考えられたらいいなと思ってます。

ヤスキ:こないだのスタジオ練習で過去曲をやっていたんですけど、やっぱり時代を感じるんですよね。1年目に作った曲、2年目に作った曲、3年目に作った曲、なんか、こういう気持ちでやってたなーみたいな。それを遡って始まりから現在までのユビキタスを楽しく表現していきたいなって、純粋に音楽を楽しめる場所っていうのをしっかり作れるように準備したいなって思ってます。

–:今作を聴いてくれる皆様にメッセージをお願いします。

ヒロキ:この二枚のミニアルバムは夜と昼って分け方してるんで、こっち(3rd)夜で聴いてくれてたんならこっち(4th)昼で聴けよっていう感じです。

ヤスキ:今回『ジレンマとカタルシス』って対義語で、ジレンマで始まってカタルシスで終わるっていう。普通にどの人でも当てはまると思うんですよね、ジレンマなんて色々な選択を迫られたりして自分がどういう道を選ぶか。ジレンマとカタルシスって人間のループだと思うんです。人生なんで。間違いなく共感する方はいると思うし、それが僕という人間が思うジレンマとカタルシスをこの1枚に入れれたなって思ってるんで、こういう音楽やるやつもおるんやなって感じてもらえたら。それを聴いてちょっとでも心が軽くなったりしてもらえたらなって。押しつけがましい気持ちじゃなく純粋にこういう選択肢もあるって聴いてもらいたいな。

ニケ:ライブで楽しんでもらえるような曲とかを考えて作ったし、全部聴いて歌詞を見た時に今のユビキタスが等身大で勝負できるようになってますんで、是非お聴き下さい。

–:今回のアルバムをあえて漢字一文字で表すとしたら何でしょうか?

三人:ヒソヒソヒソヒソ。カタル、カタルシス。我。えー…我…なんかかっこよすぎひん?心?ん?

ヤスキ:まあでも、その…一とか?一人の主人公の曲が多いですけど、その『一』とか。僕らこの4枚目のアルバムって初めて流通させてもらった1枚目とちょっとダブってるんですよ、感覚が。初期に思ってた時の気持ちのまま音楽が出来たのが今回のアルバムなんで、原点の「原」で!

–:ありがとうございます!